この秋も採れた

もうこのサイトは休止でも閉鎖でもいいかと思いながらも、記事掲載が十日も空くとなにか気になって、なにか新しい記事を上げなければと少しは強迫感がある。そこで、鄙里の秋の定番、今年も採れたである。この強迫感を感じなくなれば、「鄙からの発信」はネット空間から消えてゆくのであろう。


朝日が随分と南よりの東空に昇るようになった。考えてみれば今日は夏至(06/21)から数えて120日目、冬至(12/22)までは65日を残すだけである。日の出が遅くなり、南よりになるのも当たり前だ。暑熱の日は遠く秋の色濃くなり、朝夕は時に肌寒く、まさに秋さかりの季節である。

二度の台風(21号 09/05、24号 09/30)にしごかれて落果も多かったし、傷ついた果実も多いけれど、色付き始めた柿である。写真のように実をつけている木が三本もあるから甘柿ならばとても食べきれない量であるが、この木を含めていずれも渋柿であるからいずれ干し柿や渋抜き柿に加工する。

銀杏と落花生。襲来する蚊に悩まされながら、手袋をして落果を拾い集めた銀杏の、異臭を放つ果肉を洗い流して天日干しにする。落花生は「茹で落花生」で食するから、完熟前に掘り上げて土を洗い干している。《追記:乾燥した落花生は茹でたり煎ったりするよりも、電子レンジで4、5分加熱するのがベストの仕上がりになった。》

よくわかるように拡大する。右が銀杏、左が落花生である。銀杏は食べる数だけを紙封筒に入れて、電子レンジで2〜3分加熱すれば殻が割れて、秋の夜長に老夫婦の手頃なお八つになる。落花生は熱湯で約20分茹で上げていただく。茹で落花生があるから枝豆は畑に放置されている。秋深くに豆(黒豆)を収穫してお節の黒豆にでもするかと考えている。《銀杏も落花生も干し柿も、少なからずが随時随処に届けられて行く》

月に一度の習慣となった薬を小袋に詰め分ける作業、毎朝飲み続けなければいけない薬が5錠ある。入院した時に毎朝ナースから手渡された小袋に数錠の薬が入っていた。小袋には名前と日付が書かれていた。これを見習って、薬局で処方された薬を小分けするのである。毎朝の服薬義務を手頃にするための作業なのである。五錠の内訳は、血液凝固防止剤、血糖値降下剤、血圧降下剤、帯状疱疹後遺症緩和剤、胃酸分泌抑止剤である。

月に一度の通院と薬処方であるが、代金支払いのたびに日本の国民皆保険制度はとても優れた制度だとは思うが、同時に老人医療費総額の上昇に一役買っているのだと思えば忸怩たるものがある。

 

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