車、葛切り、黄檗山

今朝も常のごとく目覚める。午前四時である。外は雨模様である。今日も朝を迎えたと思う。しばらく床の中で今日は何をして過ごすかと取り留めもなく考えて時間を過ごす。

雨または曇りであるから、防除には向かないし刈り込みも雨露が邪魔をする。でも草刈には暑さが邪魔にならないから草刈日和である。今日は草刈の日と決めてから、昨日のことを脈略もなく思い出す。

昨日は12ヶ月点検で車を自販店に預けた。今乗っている車は2008/07/15納車のシビックである。十年前といえば法人事務所を個人事務所に組織変更し、引退準備に入った頃である。だから車もツーランク小さくしたと記憶する。

それから十年、累積走行距離は85,625kmである。まだ10万キロに達していないから、もうしばらく乗るかと考えていた。何よりぼちぼち免許返納も視野に入れなければとも考えている。でも小さな擦過傷は数知れず、わずかではあるが錆も浮き出している。

現役当時は三年もしくは十万キロを目処として車を乗り換えていたけれど、三年を満了することなく十万キロに到達するのが常のことであった。良く走らせていたというよりも良く仕事をしていたということでもあろう。こうして改めて眺めれば、まだ十年は乗れそうでもある。

自販店で時間があったから、乗り換えについて話題にした。自販店は事情を理解した上で、FITを勧めてくれる。無職の高齢者にも何とか手が届きそうである、安全運転支援システム完備していて老夫婦が下駄がわりに使うには十分な車である。金庫番の家人もそこそこ乗り気を見せるから、もう少しご機嫌を伺えば乗り換えられるかもと期待している。

ご機嫌伺いと言えば、旅を考えている。宇治などいいなと考えている。平等院宇治上神社黄檗山萬福寺などなどである。この暑さが邪魔になるが七月も半ばを過ぎれば、少しは過ごし易くなるだろう。それに葛切りや宇治茶の冷菓を楽しむためには今しかない。

宇治へは京都駅からJR奈良線であるが、途中に東福寺駅から今熊野へ出れる。今熊野には柴漬けで有名なニシダやがあるから、ここに立ち寄るのも一興である。

葛切りといえば、先日のことお中元で葛切り冷菓をいただいた。本葛使用という触書きであったが、鍵善の葛切りとは似ても似つかぬものであった。鍵善で頂きたいねと家人もつぶやいていたから、誘えば出かける気になるかもしれない。あの嫋やかな涼やかさは何ものにも比べようもない。

《2018.07.04 10:00》小雨の中で二時間頑張った。日差しの無いのは楽だが雨に濡れそぼるのはそれほど楽でも無い。徐々に体力を削がれる感じがする。驟雨になったのを機会に今日の作業は終了とする。新しい草刈機は順調である。

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