一昨日から昨日に続く嵐のあとに藪を見回ってみたら、場所によっては足の踏み場もないほどに、折れ枝や枯れ枝が重なっていた。 爆弾低気圧などという物騒な名前を付けられた台風並の強風と強雨だったから、やむを得ないが、畑ではせっかく植え付けた苗物が根を洗われていた。 茫猿お気に入りの椿の根元も斯くの如しである。
残る花も雨風に痛めつけられて、傷だらけのありさまだ。
花を散らされた梢の白木蓮、鄙桜は桜色を増した、たんぽぽの周りはひたち海浜公園で見たネモフィラの花野生種?、淡いブルーの小さい花を開いている。
「ひたち海浜公園ネモフィラの花」
「ネモフィラ?の花、名を知らぬ花、そして春の使者・菫《野生種》。」
名も知らぬとか雑草と云ってはならないと、昭和天皇が吹き上げ御所で言われたと聞きます。
どの花にも草にも名前があるので、雑草と一括りにするのはよくないと言われたそうで、その後、吹き上げ御所の庭は武蔵野の面影を残す手入れ不入の庭となったと、なにかの本で読みました。
父母亡き後、畑に出ることが多くなり、折々に雑草が付ける小さな花に心奪われています。
ネモフィラは実は「大犬のフグリ、学名ベロニカ」のようです。しかし、よく似ている。 中の写真はナズナのようです。
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