砂湯&町並み

2012.10.04バイオマス真庭・視察研修は、とても好い研修だった。茫猿の鑑定士人生のなかで受けた多くの研修のなかで、実務修習(1971.11)、中部縦貫日本海&太平洋・福井滋賀岐阜三重四県研修(1995.02?)と並んで三指に入る研修だった。 研修講義も良かったが、何よりも付随するツアーが佳かったのである。

実務修習は東京に集合する二次試験合格者の義務修習であるが、講義などサボって連日の、ボーリング、麻雀、呑み会などが楽しかった。若かったし、試験合格の高揚感などを背景に、懐は寂しかったが全国の仲間の輪を拡げることに熱中していたものである。 中部縦貫四県協議会は、福井県三国町・若えびすの越前蟹が絶品だったのである。 そして今回のバイオマスツアー、まだ明けやらぬ早朝の砂吹きの湯が、これまた得難い極楽体験だった。

ツアー集合場所の岡山駅に予定のより一時間近く早く着いた茫猿は、駅前を散策するのである。
      
(左)新大阪駅にて乗り換えた大阪-鹿児島を結ぶ「さくら」、始めての乗車体験。
(中)岡山駅前で迎えてくれる桃太郎&猿、犬、雉。
(右) 何度眺めても楽しい岡山市電、乗車は時間的に断念する。

      
(左)宿泊先の湯原温泉・湯ノ蔵つるや。(2012.04.05 06:00撮影)
(中)つるや女将と仲居さんたちの御挨拶を受ける。美人女将そっちのけで、酒に走る仲間もいるが、一日の渇きを癒す方が先というのもよく判る。 (右)女将の酌を一番先に受けるのは、津軽より遠来の客人、久保田氏、左隣は岐阜会水野会長、さらに左隣は岡山会佐々木会長。

今回の研修ツアーの密度の高さを云えば、実は懇親夕食会の前に約一時間の継続賃料研修も含まれていたのである。 考えても見て下さい、宿について温泉もそこそこに、目の前の膳に並ぶ料理もビールもお預けにして、継続賃料講義なのです。いつまで続くのだろうと、仲居さんが様子を覗きに何度も顔を出していたほどです。 講義をいただいた岡山の竹下様岐阜の寺村さん、ご苦労様でした。 とは申しますものの、竹下様の「継続賃料における問題点」と題する講義はとても興味深いものでした。 鑑定業界が公的土地評価(更地評価)に偏重している現状を考えます時に、継続賃料に造詣の深い方のお話しを伺うのはとても新鮮でした。 企画された岐阜会久保研修委員長殿、貴兄の知的好奇心並びに探求心には、心底敬服致します。

この記事を読まれた方は、竹下俊彦氏のバイオマスツアー感想記もお読み下さい。感じるところが多いであろうと存じます。

      
(左)今回のツアー開催にご尽力頂いた岡山会研修委員長・佐藤氏
(中)我々岐阜人をおもてなし頂いた白髪氏。 (右)同、浮田氏

      
(左)館内のバーで歓談する四県から集う鑑定士たち。左端は岐阜会研修委員長久保氏。
(中)同じく、バーカウンターにて、天井の梁にご注目下さい。湯ノ蔵の名に恥じない蔵の名残を残しています。 集う俊秀、左より岐阜会渡辺氏、岡山会白髪氏、滋賀会村木氏、右二人はバー・スタッフ。 (右)浮田氏のカワサキ1400にまたがりご満悦の岐阜会若き俊秀・水野氏。

さて、表題にも掲げる湯原温泉露天風呂・砂湯(砂吹きの湯)である。 前夜の酒を洗い流そうと早朝04:30、まだ暗く肌寒い夜道を宿から上流へ約10分を歩いて着いた処が、湯原ダムを背景に旭川河原に設けられている、無料混浴24時間開放の露天風呂・砂吹きの湯である。(05:30撮影)

うら若き女性達と一つ湯舟に混浴するという得難い体験を得た砂湯、四阿(あずまや)の下が湯温が一番高く、左側は長い時間浸かっていられるぬるい風呂である。肩は冷気にさらされ冷たくなってくるが、尻の下からは川砂と一緒に湯が時々吹き上がってくるという具合だから、日頃は鴉の行水である茫猿も長湯ができる。 混浴の作法は、女性は水着またはバスタオル着用、男性は少なくとも前を隠すことと案内板に掲示してあった。 早朝といっても山あいのこと、灯りはほのかで、湯舟相客の顔もさだかではないから、若いグループの女性も結構大胆なのである。

あるグループは、水着二人、バスタオル一人、Tシャツ姿が一人という具合だった。 湯から上がりしなに後ろ姿が無防備なバスタオルの方、Tシャツ一枚では隠しきれない豊かなおからだ、湯あたりして岩に寝そべる※※の如きお姿、なんとも楽しい美人の湯なのである。ペアの男性と話していれば、女性も話の輪のなかに入ってくるという和気藹々の嬉しさなのである。 写真(露出修正済み)は05:30頃であり、夜も白々と明けてきていた。 写真の右側は脱衣場、左端は旭川である。

朝食の時に、研修メンバーに尋ねてみましたが、前日のツアー疲れと前夜のお酒で、朝飯時間まで眠っていたという方が大半、砂湯に出掛けた僅かな方も時既に遅く、湯舟相客は男性ばかりということでした。 湯上がりの女性は、髪を乾かしたり化粧したりと、宿を発つ仕度に時間がかかるという人生普遍の鉄則をお忘れだったようである。 混浴は暗い時間帯が狙い目という法則であり、早起きは三文の得・目の保養という先人の教えなのである。上掲の写真は1987年の夏、蒜山・大山ツアーの途中に家族と共に立ち寄った湯原温泉である。当時は混浴と云うよりも温水プールのごとき有り様だった。(二十数年前に混浴露天風呂という記憶は残っていない。間近に見えるダムの威圧感のみが印象に残っている。)

      
ツアー二日目、昼食のあとの自由時間に散策した、真庭市勝山町・町並み保存地区
(左)JR勝山駅、駅舎はなまこ壁造りである。
(中)町並み保存地区入り口の「檜舞台門」あたり。
(右)保存地区では、店舗は全て、加えて一部の民家もそれぞれ異なった意匠の暖簾を掛けている。古民家を眺めるだけでなく、暖簾を見くらべて歩くのも楽しい。談笑するのは、びわ湖会議2012プロモーター滋賀の村木氏、三重の論客田中氏。 町なかの「御前酒蔵元」さんでは、利き酒試飲の提供が行われていました。蛇の目ぐいのみで、駆けつけ三杯ならぬ五杯も頂きましたから、とても佳い心地のほろ酔い加減になりました。 頂いたお酒はどれも茫猿には、まろやかなやや甘めの濃い口でした。 惜しむらくは散策自由時間が三十分強という短さだったことであるが、ツアーの目的がバイオマス視察研修であり、観光ではないのだから致し方無しである。


『鄙からの発信』定番、蓋シリーズである。真庭市旧久世町の蓋である。意匠は久世のだんじり祭である。 (注)蓋シリーズは、「タグ:蓋」で検索すると過去の蓋写真を観られます。

 

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砂湯&町並み への4件のフィードバック

  1. 竹下俊彦 のコメント:

    私のつたないコメントをご照会いただきありがとうございます。
    懇親会では始めて私的にお話しさせていただき、鑑定士同士が、お互いを“先生、先生”と呼び合う愚かしさを共有できたことは、非常にうれしく思いました。
    お疲れを出しませんように!!

    • Nobuo Morishima のコメント:

      コメント有り難うございます。継続賃料には多くの問題点が残されていると存じます。大兄のご指導よろしきを期待申し上げます。

  2. 佐藤俊輔 のコメント:

    非常に臨場感あふれるブログに仕立てていただきありがとうございます。当日が思い出されます。岐阜県士協会のご発案がなければ、この研修会も実現しなかったであろうことを考えると御大をはじめとする岐阜県の皆々様には感謝の念に堪えません。皆様によろしくお伝えください。ツアー後はご子息に会われたとのこと、作州路を旅する男二人?旅は味わい深いものだと感心しながら読ましていただきました。
    それではこれから寒くなりますがお体をご自愛ください。失礼いたします。

    • Nobuo Morishima のコメント:

      作州路を寅さんの跡を辿りつつ歩きました。津山の路地で思い出した光男君の恋心も、備中松山城で出会った若殿も楽しかったです。

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