Rea Map 3rd 公開

情報安全活用委員会:地理情報小委員会《Nsdi-pt》は、三次データと地理情報の融合を目指した実証実験「Rea Map 3rd」を、REA-NETにて03/25より公開しております。  この実証実験の開示期間は定めていないので、これが実証実験に終わるか実際運用版に移行するかは、会員の御意見並びに次期の情報安全活用委員会に委ねられています。

一、Rea Map 3rd 実証実験の概要
(1)REA-MAP 3rd TOP画面の表示
REA-NETにアクセスしますと次の画面が表示されます。 このTOP画面より「三次データ&地理情報・実証実験中」バナーをクリックしますと、接続会員が所属する士協会管轄区域の都道府県庁所在地の地図画面が表示されます。
(注)Rea-netを未導入の士協会管轄地域では接続できませんが、Rea-netを導入すれば同時にRea Map 3rd 実証実験にも接続できます。

(2)地図に表示されるデータ
縮尺1/8000で表示される地図上には、a.地価公示《赤色》、b.地価調査《▼緑色》、c.三次データ所在位置《■青色》が表示されます。 また所在地入力欄に閲覧したい場所を(市区町村と町丁名)入力すれば、入力地点へ画面は遷移します。 (所在地入力欄に所属士協会管轄区域以外の地点を入力しても、地図は表示されますが、三次データは表示されません。 なお、他士協会管轄区域でも地価公示及び地価調査価格は表示され、その詳細も閲覧できます。)
(注1.)三次データは、縮尺1/8000以下でないと表示されません。
(注2.)検索して表示されるデータは、1/8000地図に表示可能な範囲に存在するデータのみです。 データは地図縮尺を1/3000、1/1500に変更して表示することができます。
(注3.)データに付されている番号は、検索表示するデータに付した仮番号であり、一覧表に表示されるデータ番号と共通です。 仮番号は画面を遷移すると遷移画面に合わせて変更されます。

(3)データの属性表示
各三次データの「青色アイコン」をクリックすると、各データの距離条件属性を、ルーテング処理により自動取得して画面左側の属性データ欄に施設名と施設までの道路距離、さらに施設に至るルートが表示されます。 距離条件属性データの種類は最寄り駅1、最寄り駅2、最寄り小学校1、最寄り小学校2、最寄りSC1、最寄りSC2、最寄りコンビニ、市区町村役場、緯度経度です。
(注)一部の最寄り駅は、ロープウエイやケーブルカーなどの観光施設駅が表示される場合、あるいは最寄り二番目の駅が表示されない場合などがあります。 これらの事象を解決することは次期以降の課題です。 最寄り小学校についても、公立小学校以外が表示される場合があります。

(4)データの詳細表示
三次データの詳細は、地図上の「青色アイコン」をクリックすれば、各データの詳細値が表示されますが、詳細値の表示は一般閲覧サイトへ移行しますので、閲覧料が発生しますからご注意下さい。

(4)データの一覧表
画面上段左の緑のアイコン「事例一覧」をクリックすると、地図に表示されているデータの一覧表が開きます。 データ一覧の左側・チェックボタンをはずせば、はずしたデータは地図に表示されなくなります。 印刷する時に不要なデータを消去して印刷することができます。
(注)表示されるデータは土地総合情報システムの開示内容に準拠した表示です。

二、現状の限界と、今後の課題
(1)REA-MAP 3rdの現状について
REA-MAP 3rd は、三次データにジオコーデイング《住所・住居表示を緯度経度情報に変換する》により座標値を与え地図に表示すると、どのような効果が期待されるかを実証実験するものです。 ですから、最寄り駅の検索・表示、最寄り小学校の検索・表示は、実務的観点からすれば必ずしも満足できるものではありません。
また、与えられる地理座標値はジオコーデイング結果であり、常に真正値が得られるものではありません。 今回の実証実験結果を踏まえて、作業手順等を次年度以降に改良が加えられるべきものです。

(2)次年度以降の課題
今回の実証実験は確定三次データに仮地理座標値を与えるものですが、真正値を得る為には一次データもしくは二次データに座標値を与えて、事例調査の便宜・迅速化を図ると同時に、事例調査の際に確定座標値を取得すべきであろうと考えられます。 前号記事「独自収入源探し」で記述するようなGPS搭載カメラによる現場写真の撮影とファイル保存などの手法の採用も検討されるべきでしょう。 いずれにしても、確定三次データを地図上に表示することに止まらないで、事例調査の便宜を図ると同時に真正座標値を取得するように改良されるべきであろうと考えます。 真正地理座標値の取得と保存機能について、NSDI-PTは既にMAP-CLIENTを開発しRea-netにて公開済みですが、利用者の便宜を向上させるためには、REA-MAP 3rdとの機能の融合が必要であろうと考えられます。

属性データのルーテイング《目的地までの最適経路の選択》による取得には、実務的に見れば幾つかの課題を抱えていますが、これらの課題は、市区町村毎に検索する駅名、小学校名等を初期設定するスタイルに変更すれば、その大半は解決できます。 また初期設定済み施設名によるルーテイング機能は、既にMAP-CLIENT(Rea-netにて公開中)にて開発済みであり、REA-MAP 3rdにMAP-CLIENTの機能を融合させれば容易に施設検索機能の向上が図れます。

他にも幾つかバグの存在が有り得るでしょうし、実証実験を利用した会員から多くのご批判や改善希望が寄せられることであろうと思われます。 次年度の情報安全活用委員会:NSDI-PTにおいて、それらの批判や要望を踏まえた改善並びに、より効果的な活用が図られることを期待するものです。

2008/06 より、継続してきましたNSDI-PTは今回のREA-MAP 3rd 実証実験開示をもちまして一応の区切りを迎えました。 ここに至るまで五年の月日を要したわけであり、思わぬ時間がかかりましたが、現時点における日鑑連の認識状況からしてみても、佳しとすべき結果であろうと思われます。 折しも、次年度にはREA-NETの全国展開が日鑑連一元化管理の元に実施されようとしています。 こちらも2008/01の開設以来、全国展開するまでに五年余を要しましたが、ようやくに日鑑連一元管理《03/19理事会にて事例管理規程等全面改正案が承認されました》、全会員の接続やオンライン決済などの機能も発揮されることとなり、一段落を迎えたことと考えています。

三月末にて情活委員の任期を終える茫猿は、今日に至るまでの関係各位のご支援やご協力によるところ大であると感謝致しております。 同時に、REA-NET並びにREA-MAPが機能をさらに充実し、鑑定評価への寄与貢献度が高められてゆくことを願いまして、一連の業務関与を終えます。

 

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