なんともありきたりの表題であるが、桜が咲くと一段と鳥の声が賑やかになってきている。 桜の花を啄みに野鳥が集まってきているようである。 人は花《八重桜の塩漬け》を桜湯にするし葉《大島桜の若葉》は桜餅にして食するのだから、鳥たちが花や蕾を啄みに来ても不思議はないのである。 ツバキの蜜も好物のようである。 今朝は鶯が覚束無い鳴き声を聞かせていた。 陽射しがあれば、風は爽やかなのである。 朧月にはまだ早いが、夜桜にかかる月も佳き風情である。
桜には、やはり青空が似合う。もう八分から九分咲きの染井吉野。
まだ若木だが、それでも茫猿の倍くらいの高さに育った枝垂れ桜。
花に来ている野鳥、下から撮っているし望遠レンズは息子達に払い下げて、もう手許にないから、確かめる術がなく名前は定かでない。 画面には二羽写っている。白の八重ツバキ。同じく、ヤブツバキの朱色、花蜜はヤブツバキがいちばん濃くて甘い。そして、斑入りのピンク朱色と斑入りが並んで咲くお口直しに野生の菫
珍しくもないけれど、園芸種の三色スミレも咲き誇っている。
花に代わって、楓の若葉こちらは桜を背景にアメリカ楓の若葉ベニスオウの花芽若芽の極めつけは山椒。
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