Rea-map と The Earth

Rea-map 3rd の実証実験開始について、某SNSにコメントを投じたところ幾つかのフォローコメントをいただきました。そのなかで、関西在住のM田さんから「The Earthでは都計用途地域が掲載されていますよ。」というコメントをいただきました。 御教示頂いたURLからThe Earthにアクセスしてみて正直なところ驚きました。 最近の地理情報関連サイトの進み方は目覚ましいものがあると承知していましたが、いつのまにやら、此処まで来ていたのかと驚きました。

かねてから『鄙からの発信』に何度も記しているように、Rea-mapに欠かせない情報として考えられるものに都計用途地域レイアーがあります。 都計用途地域図をRea-mapに装備することは技術的には十分可能ですし、既に某一般財団法人ではほぼ全国の都計用途地域図がポリゴンデータ化済みなのです。 しかしRea-mapに装備する上で最大のネックは、都計用途レイアーを使用するライセンスフィーの支払いが高額であり、日鑑連会員がライセンスフィーと便益向上を比較してB/C《費用対効果》を容認できるか否かということです。

2010年当時の概算提示額ですが、某一般財団法人のご担当者からライセンスフィーは年額2千万円+αと伺って、事業予算化を断念したという経緯があります。 Rea-netの全国展開すら経費節減という大方針のなかで停滞する状況では、とても提案できないと考えたのです。

今回の新スキーム改善事業のなかで閲覧料が大幅に改訂されましたが、見込閲覧収入の半分は調査の実費と閲覧システムの構築維持費用に支出されますが、残りの半額は全国の士協会等に配布される予定であり、いわばバラマキとも云えるものです。 もちろん、部分的には資金的余裕のある士協会が余裕のない士協会を支援するという性格も認められますが、多くはバラマキと評して差しつかえないでしょう。 このバラマキ額の一部をRea-mapの機能充実に充てることができたらと思えるのです。 もしくは、全体の収支構成はそのままで、予定される新閲覧料額を10%アップすれば、都計用途地域図に止まらず幾つかのハザードマップなどのレイアー装備が可能となることでしょう。

社会における鑑定評価のプレゼンスを強化向上する上で、有益な情報発信は欠かせないことと考えますが、「The Earth」サイトの売買物件や賃貸物件を取引情報データに置き換えれば、それはそのままRea-mapが目指す姿そのものと云ってもよろしいでしょう。 しかも「The Earth」が業務提携する不動産サイトは多くの有力不動産情報サイトに及んでおり、既に有力な不動産ポータルサイトを形成しているといえましょう。 やっとRea-map 3rdの実証実験が開始できたと思ったら、iNet社会における不動産と地理情報の背中はずっと遠くに見えるというのが、四月一日らしい実感です。

「The Earth」《ジアース》サイト
主な提携サイト  リクルート『SUUMO』、Google とZENRINとのライセンス契約、ミニミニ、レオパレスなど 《ジアース社サイトより》
主なデータベース  不動産検索《賃貸物件、売買物件、新築分譲物件》 、マーケットデータ《地価公示、地価調査、賃貸相場、売買相場、利回り相場、J-REIT》、コミュニテイデータ《用途地域、人口、周辺施設》、スコアデータ《ECOスコア、ソーラースコア》

他にも、自動時価算出、自動土地診断、自動物件調査、行政情報調査報告などが用意されており、「不動産鑑定士の先生方には鑑定評価の参考資料に」お役立て下さいとある。

茫猿はRea-mapとかNsdi-ptというものは、「不動産のポータルサイト」構築が目指す方向性の一つであろうと考えていました。 しかし「The Earth」やその他の類似サイトの充実してゆく速さを思えば、Rea-mapの整備充実に余計な労力や時間を費やすよりも、「The Earthの自動物件調査報告書」や「E-PRAGA」などを有効に活用する方が省力化であり省コストであろうと、今や思うのである。 その意味では資金力が乏しく人的資源にも限界が見える鑑定業界が情報(インフォーメーション)整備に意を用いるよりも、インテリジェンス(理解力、解析力)能力向上に意を用いるべきであろうと、今さらに思い知らされている。

そういった文脈からは「The Earthでは都計用途地域が掲載されていますよ。」という、M田さんからいただいたフォローコメントは、まさに頂門の一針だったのである。 茫猿こそが井の中の蛙であり、夜郎自大だったのであり、貴重な教示をいただいた「M田さん」にあらためてお礼申し上げるのである。

吐、申します訳で、この記事の脈略は支離滅裂、最初の文意が途中から転じてしまっているのである。 遅々として進まないのを愚痴っていたかと思えば、井蛙管見を恥じるに至っている。
主の思いなどかかわりなく、此の春も昨春に似て咲く鄙桜を眺めるにつけても、REA-MAPなどをこれ以上弄くり回すのは時間の無駄であり、乏しい資金の浪費であろう。 新閲覧料は、士協会相互扶助に配布されるべきであろうし、Rea-jireiはさらに安くそして全面オンライン化へ向かうべきであろう。

どう考えてみても、社会への情報発信とか成果還元などに思いを致すことなどほど遠い斯界であればこそ、鑑定士個々の自助努力とか自己研鑽こそがうながされるものなのであろう。
「独自収入源探し」記事への井東氏のフォローコメントが、いまさらに胸に響くのである。

事例の現地踏査もしない鑑定士のためのデータ提供は不要では?
3次データのみで十分。鑑定士なら後は自己判断で。
地理学の勉強もしない。GISも、空間分析も、勉強しない 鑑定士は要りませんよ。 《井東氏 says:》

「The Earthの自動物件調査報告書」もあれば「E-PRAGA」《都計用途情報あり》もある。 電子国土もあれば国土数値情報サービス《こちらにも都計用途情報あり、他も日々充実中》もある。 それらを個々が有償登録して有効に利活用することこそが好ましいのであろう。 護送船団とか共助《?》などにかまけているから、部分最適全体不適が助長され、グレシャムの法則が蔓延るばかりなのであろう。 結局の処、愚痴に始まり慨嘆に仕舞う茫猿なのである。 せめて、今朝の鄙桜に癒されることとする。右手前から、鄙桜、大島桜、中央奥は染井吉野桜、並んで紅く見えるのが南京櫨、左端が辛夷。鄙里の春 爛漫は もう間近である。

主の思いなど素知らぬ風情で此の春も大島桜は咲いています。

 

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