暑さ寒さも《通過点No.2500》

暑さ寒さも彼岸までとはよく云ったものである。 今朝は数日来の戻り寒さが和らぎ、風もなく日ざしは暖かい。日中には20度に達するかという予想である。水も温む《ぬるむ》だろうから、池の底に潜んでいる鯉もやがて池面を泳ぐようになるだろう。

こんな朝は散歩が気持ち良い。池の畔を巡り、畑や藪の中に花を求めて歩くのである。 梅や寒緋桜に次いでアンズの花が咲いている。薄くピンクがかかった花弁と朱色の萼《がく》の対比が美しい花なのである。140324anz

野スイセンはぼちぼち終わりに近いが、園芸種のスイセン《ラッパ水仙?》が咲き出している。140324suisen140324suisen2

野スイセン《ニホンスイセン》はこちら。140310suisen

椿も咲きそろいつつある。先ずは白色の藪椿と、ポピュラーな赤い花弁の藪椿。140324tubakw1140315tubaki-r

斑入り八重の椿を二種類。140324tubakia

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早春の花を代表する辛夷《こぶし》
鄙桜が開花するのももうすぐだろうから、夜桜の準備をした。 画面左奥に見える木組みが、照明器具を取り付けるための木枠である。
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実は、この記事が2500号記事である。2500号の予定原稿を用意していたのであるが、予定原稿は『鄙からの発信』発刊以来の歴史を振り返る記事を書きためていた。 中途まで書いてあった原稿を読み返してみたけれど、昔話を語るようになったら年老いただけなのであり、自分史みたいな記事を他人が読んで面白いわけもないし、なかには自慢話と受け取られかねないところもあるから、掲載するのは止めにした。 「よく言うではないか、昔話、自慢話、孫の話、病の話をするようになれば老いたということだ。」

『それでも、せっかく書いた記事だから冒頭の一部だけ載せてみる。』
ついに2500号記事を掲載することとなりました。 重複する記事もあるし、写真だけの記事や、ただの埋め草記事もあるから、そんなに威張れた2500号達成でもない。 それでも1999年01月10日以来15年と3ヵ月、一ヶ月あたり13件強の記事を書き続けてきたことになる。 よくもまあ書き続けてきたものよと、ささやかな達成感を味わっている。 15年前は55歳だった茫猿も、此の春は満70歳を迎えたのである。 2500号達成記念にはなにを書こうかと、しばらく前から考えてきたが、たいしたことは思い浮かばないので、茫猿の15年を振り返ってみるのである。

《1999.01.10 の頃》 茫猿は現役の不動産鑑定士だった。 長男も次男もまだ遊学中であり、親として仕送り義務を果たすことに追われていた。 その年の三月、ふとしたきっかけから当時の鑑定協会会長選挙に立候補することとなり、その選挙ツールとしてウエブサイト《ホームページ》を開設したのが『鄙からの発信』である。 サイトの開設に格段の知識を持たない茫猿は、息子達の全面的な協力を得たことを思い出す。 当時、自分では記事の更新ができず、息子達に原稿をメールで送信し、記事掲載は彼らに助けてもらっていたのである。 その後、多少の紆余曲折を経て「exciteブログ」に移行し、さらにMovable TypeからWord pressに移転して現在に至っている。 ドメイン「MORISHIMA.COM」は、『鄙からの発信』開設当初に取得している。 その後さらに「MORISHIMA.JP」も取得した。 ドメイン管理の為にサーバもレンタルしていたが、何度かレンタルサーバを変更するうちに、記事ファイルは移したもののサイト・スタイルは保存しなかったから、当時の記録は何も残されていないのが今となっては残念である。
No.1記事 「この春の賀詞」 《1999.01.10》
この記事には『鄙からの発信』に先立つウエブサイトのことが書いてある。97年賀状には既にURLが記載されてあり、その当時から何らかのウエブサイトを立ち上げていたようであるが、かすかな記憶しかない。
サイト開設のきっかけ 「鑑定協会は今 -1-」 《1999.03.11》
茫猿遠吠とか只管打座などについては、「Who is 茫猿」に記している。

 

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暑さ寒さも《通過点No.2500》 への1件のフィードバック

  1. 昔の管理人 のコメント:

    完全ではありませんが、
    https://web.archive.org/web/19990415000000*/http://www.morishima.com/kantei/
    こんなかたちで、過去のサイトをたどれますよ。懐かしいですね。

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