晩秋の朝 切り撮り

ただ今、朝六時である。 季節は晩秋というよりも初冬である。夜が長くなり朝陽が登ってくるのも遅くなった。この季節の空気は冷涼に澄んでいるから夜空が美しいが、今朝のように晴れ渡った日には、葉を落とした鄙桜越しに眺められる明るくなってゆく東空も心地よいものである。

鄙桜は葉をまだ落としきらずに何枚かを残しているが、次の木枯らしが吹けばすっかり裸木になるだろう。黄色くなりはじめた銀杏が散るのも近いだろうし、鄙林に射し込む陽の光も多くなって楓が紅く輝く日も近いことだろう。IMG_0600我が身に同じく初冬の鄙里ではあるが、一年で一番輝く鄙里の至福の数日を心待ちにしているこの頃である。 逝ってしまった「健さん」がテレビ番組に何度も登場している。昨夜はクローズアップ現代が特集していた。 若き頃の健さんを例えるなら「カミソリ」だろうか、年齢を加えて「ナタ」のおもむきを加えていった健さんの面影を見るたびに、健さんは佳い歳を加えていったのだなと、つくづく思うのである。 とても佳い歳を加えていった健さんを憶うたびに、自分も佳い歳を加えてゆきたいそうありたいと願うのである。 冬の華で知ってから好きになったチャイコフスキーのピアノコンチェルトを聞いている。 『往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし』

今日は衆議院が解散される予定である。安倍総理は消費税増税延期を解散のテーマとするというが、今や消費税増税延期に反対する政党は皆無である。 消費税増税延期に目くらましされている解散であるが、解散の本当のテーマは「原発再稼働の是非:エネルギー政策に原発を如何に位置づけるのか」、「集団的自衛権行使容認の是非:解釈改憲の是非」、「TPP交渉は広がりつつある格差を拡大するのではないか、グローバル資本主義の是非」などなどである。 安倍政権二年間の審判をこの機会にするのであれば、意味ある解散となるのである。

 

 

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