(公社)岐阜県不動産鑑定士協会に三重に重なる慶事があり、そのお祝いの宴に出席してきました。 歴代の元会長三氏がそれぞれ叙勲、褒賞授与、岐阜県知事表彰を受けられたのである。
瑞宝双光章 授与:岐阜県士協会元会長 小島正三氏
藍綬褒賞授与:岐阜県士協会元会長 加藤誠治氏
岐阜県各界功労者表彰・産業経済:岐阜県士協会元会長 水野雅文氏
小島氏と加藤氏は永年にわたる調停委員としての社会貢献が賞されるものである。直接に鑑定評価分野での貢献を賞されるものではないが、不動産鑑定士たることを背景としての調停委員選任でありかつ貢献であることからすれば、士協会にとっても大きな慶事である。 水野氏は公益社団法人設立をはじめとする永年にわたる士協会役員としての精励を賞されるものであり、これも士協会の慶事である。
士協会から叙勲者や褒賞授与者が現れると云うことは、士協会の歴史の積み重ねを物語るものであり、かつまた社会的存在がそれだけ確かなものになったということであり、慶賀すべきことである。
《茫猿の蛇足》 日頃の茫猿の語り口からすれば、「芥川龍之介の侏儒の言葉」的な感想を述べてみたり、「A.ピアスの悪魔の辞典」的な皮肉を期待される向きもあろうが、老いた茫猿は知友・畏友たちの栄誉をすなおに言祝ぎたいのである。 数年ぶりに士協会の宴席に出席してみれば、多くの現役諸氏からは「茫猿の安否確認」をして頂いたことである。
《芥川龍之介・侏儒の言葉より一つ引用する》
「桃李(とうり)言わざれども、下自(おのずか)ら蹊(けい)を成す」とは確かに知者の言である。尤もっとも「桃李言わざれども」ではない。実は「桃李言わざれば」である。
《A.ピアス・悪魔の辞典より一つ引用する》
「Connoisseur:鑑定家」とは、ある特別のことについては、何一つ知らないことがないくせに、それ以外のことについては、何一つ知るところの無い専門家。
関連の記事
- 記念式典アルバム-2 : 2004年4月19日
- 士協会次期執行部 : 2008年1月25日
- 慶事 その後 : 2015年5月26日
- 今年も八月六日 : 2009年8月6日
- 姉妹提携の盟約 : 2006年3月31日
- 士協会運営の透明化 : 2002年3月29日
- 参議院選挙Ⅲ : 2010年7月12日
- 清水千弘氏講演会 : 2010年7月10日
- 美江寺公園、本日のさくら : 2006年4月3日
- 関連情報の掲載 : 2005年2月27日