越南紀行−1

シルバーウイークを利用して、べトナムを旅してきました。毎日が日曜である私が世間的な休日を意識する必要はありませんが、孫娘と息子夫婦、それに息子の嫁実家ご両親、合わせて七名の家族旅行でしたから、息子の休暇に合わせたのです。

『旅企画とiphone』
先ず最初に息子が企画してくれた日程を記しますと、
9月18日(金)成田発のベトナム航空便にて深夜のホーチミンへ
9月19日(土)チャータカーでホーチミン市内観光
9月20日(日)チャーターカーでメコン川中州のアンビン島へ
9月21日(月)ヴィンロン市を経てホーチミンへ
9月22日(火)ホーチミン市内観光
9月23日(水)ベトナム鉄道夜行寝台列車にてニャチャンへ
9月24日(木)ニャチャンビーチ滞在
9月25日(金)ニャチャンビーチ滞在
9月26日(土)ニャチャンビーチ滞在
9月27日(日)深夜のハノイ空港より帰国便搭乗
9月28日(月)早朝に中部空港帰着

以上、実質8泊9日の越南紀行でした。最初息子夫婦に孫との旅を誘われた時、私が付けた条件は①飛行機搭乗が五時間程度、②原則滞在型であること、利用ホテルは二つ以内、③山よりは海浜に滞在の三条件でした。イメージしていたのはタイあるいはマレーシアの海浜リゾートでした。

与えた条件はともかくとして、幼児同伴であること、息子夫婦の希望、嫁の実家御両親のご希望もあるだろうし、多くは期待していませんでした。でも息子が企画してくれた旅程はおおむね我が意に添うものでした。息子たちはアンコールワットにも足を伸ばそうと提案しましたが、幼児連れであること、強行日程になりかねないことから賛成できず、世界遺産は割愛しました。

旅を終えてみれば、カンボジアへまで無理をしなくて良かったというのが実感です。それに息子たちは以前にアンコールワット観光を経験しているということもあり、古稀を過ぎた我が身と幼児連れの旅であれば、ノンビリが一番を改めて実感しているところです。

さて旅は出かける前の楽しみ、出かけての楽しみ、帰ってからの楽しみの三楽があると申します。 今回の旅前の家人を眺めていて、女性は旅前を楽しむものだと改めて思わされました。家人だけの特性なのかもしれませんが、着てゆくもの現地で着るものという衣装選びから始まり、帽子、履物などなどの小物も半月も前から一騒動でした。否応無く巻き込まれた私も、服装や履物の他にも、カメラ機能を考えて携帯電話の機種変更をするなど、結構アタフタさせられたと言いながら楽しんでもいました。《私の旅支度は小型のバックパックとウエストポーチのみなのに、家人は中型小型の旅行鞄プラス肩掛けバックという支度、中型旅行鞄・キャリーバッグは私が曵くはめになることは言うまでもありません。》

現役の頃であれば、旅前は仕事をそれなりに片付けなければならず、2008年暮にバリ島へ行った時などは前日夜更けまで地価公示の作業に追われていて、旅前を楽しむ余裕など少しも無かったことを思い出します。旅前を楽しむことができるのも、退隠した身でかつ元気であればこそと有り難く思っています。《潮騒と十字星(1)投稿日:

機種変更した携帯電話は、iPhone 6 Plus です。九月末に後継のiPhone 6s が発売されるので旧型機種の割引条件がお得なこと、初期不良が改善済みであることなどから、あえて最終型番を選んだと云えば、スマホ通みたいですが、実際は旅立ち前にiPhone 5から替えたかっただけのことです。 機種変更で改めて実感したことはキャリア継続《通信サービス会社、Docomo、Au、SoftBankなど》で機種変更するものではないということです。キャリア継続であれば適用されない割引が、キャリアを移せば適用されるのです。

私が使用するPc:MacMiniが四万円前後であるのに較べて、如何に手のひらサイズでカメラ付きとはいえ、九万円前後もして割引無しとはいかにも高すぎます。《機器の価格はアンドロイド系でも同様のようです。》 キャリア乗り換え割引があるということは、最初から高い値付けが行われていると思われるのです。《乗換割引は二年間であることから、二年毎にキャリア変更が検討できます。キャリアを変更しなければ料金が正規料金に跳ね上がります。他にも複雑な料金体系があるので、乗換が必ずしもお得とは限らないかもしれませんが。》

(注)電話番号とメールアドレスの変更
電話番号は従来の番号を継続できるので問題はありません。携帯メールアドレスは変更を余儀なくされますが、この際にGmailに変更するか、長いメールはPC・ iNet Mailで打ち、携帯からはSMSを使うと云うのも一つの手だと思います。《SMS:ショートメールサービス、字数70字前後に限定されるけれど、続々で何通も送れば長文送信も可能だし、詳しくはiNet mailにてという手もあるでしょう。》

それはさておき、旅前の楽しみですが、息子がこんなものを作ってくれました。息子いわく「どこへ行くのか正直よく分かっていない親世代向けに、オンデマンド印刷で旅のしおりを作ってみた」ということです。 しまうまプリントにてデータを送ればフォトブック形式で意外に安く作ってくれるようです。家人はこの冊子で旅前を楽しみ、私はiPhone 6 plusにダウンロードした「ことりっぷ会話帖」にて、ベトナム語のにわか学習でした。《よく判っていない云々については、旅に求めるものが彼等と私とでは、そもそも異なっているのだと、旅を終えて実感しています。・・不満と受け取られても困るのですが・・》20150910vetonam

実は、このフォトブック作成をこれからの楽しみにしようと考えています。旅のあいだに撮りためた数々の写真をトリミングや彩度補正を加えて編集し、この越南紀行・私家版に挿入して、100ページくらいのフォトブックを作ってみようと考えています。私たち老夫婦の薄れゆく記憶の為に、まだ記憶がさだかではなかろう孫の思い出の為に、後々に佳いものになるだろうと思っています。《鄙爺の株が上がるかも?という内心は獲らぬ狸のようですが。》

深夜に降り立ったホーチミン空港は、ボーデングデッキ無し。バスで空港入国カウンターへ向かいます。彼岸の入りと云うのに、南国特有の蒸し暑さが迎えてくれました。IMG_0455

表題の「越南紀行」の越南は、ベトナム紀行と読みます。越とは呉越同舟の越のことであり、中国南部の越《江南にかつて存在し、呉の国と覇を争った国》の南に存在する南蛮(東夷,西戎 ,南蛮,北狄のうち)の阮朝王国を冊封した際に与えた国名と、越南在住の邦人から伺いましたが真偽のほどは定かではありません。越がベトと発音された経緯は判りませんが、南は南無阿弥陀仏でもナムと発音します。

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