二、三日前からiNetで騒がれていたし、夕食時に家人が十時から生会見があるというから、チャンネルをフジテレビ・ビストロSMAPに合わせてみて驚いた、唖然とした。それからしばらくTwitterを拾い読みしていたら、茫猿も書き込みたくなって書き込んだのである。TwitterはFBにもリンクさせているから、「鄙からの発信」でも少しフォローしてみる。Twitterのサーバが一時ダウンしたから、TwitterアップもFBリンクも手間取った、凄いことだ。
いまどうしてる?
暇だから SMAP生会見追いかけた。
中居と木村の立ち位置が変わったし、
会見?もキムタクがリード。
ジャニーさんへ謝る機会を、
キムラ君が作ったと剛 ? えエー!
大きいとはいえ、一芸能プロが電波を私物化。
許すTVもTVだ。
独占だから飛びついたとすれば、世も末だ。
《2016.01.19 01:00 twitter》今朝のフジテレビ番組表、SMAP五人を缶詰状態。
昨夜の生会見、
いいや生声明・勝手放送の背景見えミエ
事務所のシナリオがあったろうから、半生声明だ。
こんなもの独占取材でもスクープでも、なんでもない。
TVの芸能プロすり寄り、
電波の私物化以外の何ものでもない。
《2016.01.19 01.40 twitter》
ツイートの後で読んだLITERAの01.17付け「恩知らずはメリー! 飯島マネの功績」と題する記事が腑に落ちる記事だった。01.19以降のフォロー記事にも興味がある。
茫猿の世代に懐かしいクレージーキャッツやダークダックス《時代を感じるなアー》などのグループは、グループ自体が先に存在した。SMAPをはじめとするジャニーズ事務所のグループは芸能事務所によって意図的に創られたグループであり、グループ・リーダーもメンバーの支持によるよりも、事務所の編成方針から指名されるものであろう。
芸能プロと所属タレントの専属契約とは如何なるものか、プロ野球の選手への支配権とフリーエージェント(FA)権のようなものは存在しないのか。iNetによれば、芸能事務所を辞める際に、「事務所を辞めたあと数年間は芸能活動を禁止する。」との契約(特約)の締結を強いられることがある。 東京地方裁判所平成18年12月25日の判決では、「芸能人の芸能活動について当該契約解消後2年間もの長期にわたって禁止することは、実質的に芸能活動の途を閉ざすに等しく、憲法22条の趣旨に照らし、契約としての拘束力を有しない」とある。
タレントを発掘し育成した芸能プロにとっては、売れたから移籍します、独立しますでは、育てた経費が回収できないから、一定の期間は契約継続優先権が認められるのは理解できる。しかし、グループ結成後三十年近くを経過し、そのあいだに大きな収益を事務所にもたらし、メンバーも40歳前後に達したグループの出処進退が、”暗闘”とか”干し上げ”とか”ミセシメ”などという単語とともに語られると云うのは、どういうことなのだろうか。
時代毎に大きな力を持つ芸能プロが存在した、かつての渡辺プロは今話題のジャニーズ事務所よりも芸能界に支配的だったかもしれない。クレージーキャッツはたしかナベプロ所属だったと記憶する。美空ひばりと関係の深かった神戸芸能社《山口組三代目田岡一雄が代表者》も興行には隠然たる力を示していたと記憶する。
SMAPにもキムタクにも興味が無かった茫猿であるが、ある映画を観てからキムタクやSMAPに関心を持ち、それからは好意的にTV番組を見ていた。でもSMAPだからチャンネルを合わせると云うことも無いし、SMAPの歌で覚えているのは「世界上唯一的花」くらいである。
SMAPやキムタクとの機会を作ってくれた映画は「武士の一分」である。藤沢周平原作、山田洋次監督とあれば観る以外の選択は無いと考えたからである。檀れい、坂東三津五郎、緒形拳や桃井かおりなどの演技には期待したが、木村拓哉の演技を期待していたわけではない。でも彼の演技力に刮目したのである。以後、彼らを好意的に見ている。
騒動は穏やかに終熄するのか、まだ一波乱あるのか、今後の経過を眺めるしか無いけれど、今回の騒動は芸能プロと所属タレントの契約関係以外にも、TV報道と娯楽放送との境目、企業経営陣の世代間争闘や老害的なものの存在など、様々な示唆を与えてくれる。ここでも盛者必衰、会者定離なのである。
年初来の株式下落に触発されてか、アベノミクス指南役の竹中平蔵氏の『トリクルダウンは起きない』発言、浜田宏一教授の『GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の株式投資はハイリスクハイリターン』発言などの後講釈が始まっている。 アリバイ工作ともいえる彼らの後講釈は論外として、三年前に彼らの発言に潜む陥穽を指摘しようとしなかったマスコミの手落ちも見逃してはならない。
《BLOGOSなどにみる第三者的なSMAP関連記事》
※40代が89歳にTVで謝らなければいけない世界
《医師 ・中村ゆきつぐ》
※Twitter”鯖落とし”という大仕事をしたSMAP
《映画館支配人・杉本穂高》
※SMAP問題がはらむ”事務所縛り”の問題性
《弁護士 ・紀藤正樹》
※SMAP事件と一般社会との常識乖離
《ネットエンジニア・永江一石》
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