野薔薇

2012年5月にREA7(不動産鑑定士三次試験の七期生同期会)が大阪で開催されました。 その折りに、夕刻に梅田で開かれる会合までの昼間を利用して路面電車・阪堺電鉄を探索しました。阪堺線終点の浜寺公園で開催されていた薔薇フェスタで展示作品のなかに野バラを見かけ、野バラも仕立て方しだいでは観賞に堪えるものとなると気づかされ、我が茅屋の隅に植えてみました。

帰宅してから、雑木林のなかに日頃は下草といっしょに刈り取っていた野バラ《当地ではイバラと呼びます》を数株掘り起こして、塀際の空きスペースに植えてみたのです。

それから四年、伸び揃ってきた株がいっぱいの花を咲かせました。これから、どんな風に仕立ててゆこうかと考えているところです。アーチ型に仕立てるも好し、接ぎ木台にしてノイバラのなかに薔薇を咲かせてみるのも佳しなどと考えています。雑木であっても、然るべく咲く場所を与え、それなりの育成をしてやれば、観賞対象に変わり得ると云えば、なにやら教訓めいてきますが、茫猿老の手遊び《てすさび》としても悪くないなと思っているところです。野薔薇こそ「粗にして野なれど、卑にあらず」なのである。20160514ibala※野薔薇を見かけた時のREA7と阪堺電車の記事 「阪堺電車:

《閑話休題》青山椒の実を摘み取りました。今年の摘み取り時期はベストタイミング、早すぎて軟らかくもなく、遅すぎて実入り過ぎてもいない。冷凍保存してこれから一年間の、”ちりめん山椒”作りに使用します。日常生活に青山椒が存在する人生もまた、粗にして野なれど、貧にあらずなのである。20160514sansyo

この青山椒とちりめんじゃこを炊き合わせた”ちりめん山椒”は、茫猿の常備菜で年中欠かしたことはありません。食欲の無い時の食欲増進剤に、手軽な酒のツマミに重宝します。煮魚を調理する時の風味添えにも使います。 そのうえ、漢方薬でもある青山椒、カルシウムたっぷりのジャコという効能も得られるのです。不意の来客には産直鄙守手作りの手土産にも喜ばれます。

 

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