花は未だ

この季節よく聞く言葉に「花冷え」がある。花が開いてから、花見には似つかわしくない寒さを「花冷え」というものだったと記憶する。鄙里は開花前の冷えが続いている。例年なら鄙桜開花宣言の頃だし、東京上野山ではサクラ満開だとも伝わってくる。集落内の行事や御不幸で数日留守した鄙里雑木林を見廻ってみたが、今朝も鄙桜開花にはまだ到っていない。前号記事を確認してみれば、例年に比べて際立って遅い開花と云うほどでもないようである。

それでも、つぼみが明らかになってきていて、明日か明後日には開花すると思われる我が鄙桜《山桜》。大島桜も枝垂れ桜も染井吉野も、それぞれに蕾がふくらみ赤みを増してきている。

既に散り初めの時季にきたコブシ。

こちらも満開のユキヤナギ。

畑ではエンドウが花を咲かせている。来週にはサヤエンドウが摘み取れよう。インゲンや春大根の種を播き、里芋の植付けも始めねばならない。

春なのだと思わせることに、雑木林のなかの池にツガイのカルガモがやってきている。庭先ではキジバトがこれもツガイで飛び歩いている。キジバトの巣は時おり見かけるが、カルガモの巣作りはまだ見たことが無い。池で遊ぶ小ガモが見れたら嬉しいけど。

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