西の堀田、東の田原

実にマイナーで私的な話ではあるが、今日09/20は二十日寄りの日である。”二十日寄り”とは、村の鎮守様である白髭神社の年に一度、九月の二十日に開催される氏子総会のことである。前にも記したと思うが、今年は白髭神社の祭典係を務めている。四年に一度の務めであるが、今回は祭典係長を務めているから開催準備など何かと気忙しいのである。加えて今年は、自治会の班長並びに自治会会計も務めているから、余計に様々なことを行わなければならないのである。

今朝も、隣町の提灯屋さんへ祭りで使用する”高張提灯”二張りを受け取りに行き、その足で二十日寄りに集まる氏子たちへの振舞い酒と酒の肴を買い求め、さらに今週末に行われる自治会の行事である”村の江川掃除”参加者への”休憩時・お八つ”の予約をし、江川掃除後の慰労会食や冷えたビールの配達予約に幾つかのお店を廻ったのである。今は支払い振替伝票を起こして、元帳に記帳し終えたところである。《記帳といっても、昔の記憶を辿ってパソコンに元帳と試算表を作成して入力するのである。》

さて標題であるが、「鄙からの発信」は最近に2900号を更新したところである。茫猿が目標とする3,000号まであと一息というか、大きな一里塚を超えたところである。そこで似たようにネットで発信を続けているネット鑑定士のことを考えているのである。

「鄙からの発信」では「鑑定士 on www」というカテゴリーを設けてネット鑑定士を取上げている。斯界を引退してからは新たな紹介更新は途絶えているが、同時にここに紹介した多くの鑑定士が今や更新が途絶えている。なかにはサイトが見当たらなくなった方もいる。そんななかで、「鑑定士 on www」にて最初に取上げた東西二人の畏友は、お二人ともに、今も更新を続けられている。

一人は西の堀田勝己氏である。
Webの鑑定士・堀田勝己氏 投稿日: 
E-Forum:鑑定士(堀田勝己氏) 投稿日: 
堀田氏は鑑定評価に統計学を導入することを提唱した草分けの一人である。茫猿自身も何度か関係する幾つかの機会に、統計学と鑑定評価や収益価格と鑑定評価についての講義を彼に依頼した。

彼は数少ない学究派鑑定士であり、またブログ嫌い、スマホ嫌い、SNS嫌いでもある。
堀田氏のメインサイト 「www.kanteishi.net

上記サイトの鑑定評価関連の更新は最近間遠になっているが、関連というよりも今や彼のメインサイトの観がある「K氏の葡萄酒的日常 http://www.wine-life.info/ 」は2004年から1日も休まず毎日更新を続けている。

さらに、K氏の葡萄酒的日常 ・利酒日記の別室で、WEBマスターが時事問題などについて、 勝手気ままに書き綴るページがある。時事問題などについて切れ味鋭い評論を掲載しているページであり、茫猿は折々に開いて拝読させていただいている。
最近号は「2017年8月31日 amazon prime の CM に 泣かされる」である。この別室についてはどう云う訳かホームページやインデックスが設けられていない。多分、声高に語ることを潔しとしない氏の処世観のゆえであろうと推し量っている。

もう一人は東の田原拓治氏である。
E-Forum:鑑定士(田原拓治氏) 投稿日: 
最近号は鑑定コラム1688 涙をこらえて三男が唄う「星のフラメンコ」 である。鑑定とは何の関わりもないけれど、田原氏の人となりを知る上では興味ふかい記事である。
田原氏も学究派の鑑定士で、桐蔭横浜大学法学部客員教授にして賃料評価の一方の権威である。関連する著書や論文も多い。

かつて茫猿が開催していた塾・鄙からの発信では第一回の講師をお願いしている。「塾:08/03案内 投稿日:   また堀田氏にも塾・鄙からの発信の講師をお願いしている。塾・鄙からの発信 Ⅳ 投稿日: 

鄙からの発信が記事2,900号を記録し3,000号を目指すといっても、駄文の羅列であり、ただ更新記録を積み重ねただけのことである。しかし、2004年から1日も休まず毎日更新を続けている堀田氏、鑑定評価関連記事の更新を積み重ね1,688号を記録する田原氏とは比べようもない。較べること自体がおこがましいと云えるのである。

【閑話休題−1】
冒頭に記した隣町・海津市高須町の提灯屋さんである。このお店を切り盛りしている方は矍鑠たる老婦人なのである。お一人で祭り提灯の作成や修理をされている。木型に竹ひごを張り廻し、和紙を貼り付け、提灯文字まで書くのである。伺えば目を悪くされていて、小さい文字は見えないし書けないと言われる。茫猿が受け取った注文制作の高張提灯《一張り、6,000円が高いか安いかは、当事者の感覚次第であろう。》二張りについても、領収書は茫猿に書いてくださいと言われる。

お話をしていて、失礼ながらとお歳を伺うと「九十三歳」とのことである。「とても九十歳越えには見えません。八十そこそこにお見受けしました。」と申し上げ、御身大切にとお暇《いとま》したことである。

彼女のお力が我が村の鎮守社の祭りをはじめ、近在の神社の祭りを支えているのである。失礼ながら後継者はとお尋ねすると、今は生花店を営んでいるご子息が折々に提灯制作を手伝っているから、いずれは提灯屋も引き継いでくれるだろうとのことである。

【閑話休題−2】
不動産鑑定士を呼称する以上、ふれないわけにはゆかないであろう。地価調査価格の件である。09/20は平成29年都道府県地価調査の公表日である。国交省の公表記事によれば「平成28年7月から1年間の地価の動きは、全国平均では住宅地では依然として下落しているものの、下落幅の縮小傾向が継続しています。また、商業地では昨年の横ばいから上昇へ転じました。東京・大阪・名古屋の三大都市圏については、商業地が総じて上昇基調を強めていますが、地方四市(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)では全ての用途で三大都市圏を上回る上昇を示しています。」とのことである。

短期的《二、三年》には、インバウンドの影響や2020五輪の影響で商業地地価やマンション用地地価は上昇するであろうが、インバウンド  特に爆買いが収束した後や五輪開催後に、地価はどの方向を向くであろうかと云う予測も欠かせないように考える。

他にも高層ビルにおける長周期地震動の影響、水面下で囁かれている外国人買いの動向など、さらには空き家の増加や人口減少などを考え合せる時に、上昇に転じたからメデタシメデタシでは済まされないと考えるのですが、如何なものでしょう。賢明なる地価調査評価員諸氏におかれては総て織り込み済みということであれば、余計なお世話ということではございますが。

《2017/09/21》
《現役評価員からのFBフォローコメントを受けての追記》
公示価格・地価調査価格というものが制度インフラとして《適正な》時々の地価指標であるとすれば、上昇から下落に転じる転換点を常に意識していることが必須であろう。決して、市場の”後追い”地価指標などとは言われたくないものである。しかしながら価格時点の三ヶ月前の取引価格情報に依存し、価格時点の三ヶ月後に公表する「公示・調査」が内在させている制度的特性をどう飼い馴らすかが、制度創設後半世紀近くの歴史を経た今こそ問われているのであろうと考えている。《妄言多謝》

【閑話休題−3】
めぐる季節に合わせて茎を伸ばし花を咲かせる草花の営みには、いつものことながら驚かされる。台風18号が過ぎ去り彼岸の入り到来と共に、彼岸花:曼珠沙華が咲き始めている。彼岸の頃には満開となって、我が鄙里の土手を飾るであろう。

 

 

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