桜の下、土木工事に勤しむ

鄙里の敷地内の宅地部分に降る雨水を川に流す排水溝が目詰まりしたようである。今年になってから多量の雨が降ると排水が滞り、時に溢れるようになった。調べてみると河川排出部分に埋設してある土管が不等沈下して接続部分に隙間ができ、そこに土砂が溜まり大島桜の根が入り込んだようである。

土管の掘削埋め戻しは結構な仕事であるが、業者に依頼すれば桜の伐採も余儀無くされそうだし、何よりも大仕事になりそうである。そこで大切な大島桜を迂回して伐採することなく、今ならまだまだ出来そうな手仕事による掘削・土管掘り上げ、塩ビ管埋め戻し作業に取り掛かったという訳である。

この河川排出部分の土管接続は、茫猿が家を離れていた五十年以上も前に、河川改良工事が施行された際に行われたものである。この河川改良工事はそれまでは素掘りであった土手にコンクリート堰堤が設けられ、開渠であった排水溝が暗渠となったものである。その後に土手の不等沈下が起きたことと桜を植えたことにより、土管が詰まったものと思われる。

計測してみれば、延長約5m掘削深度約1mである。今の体力ならば可能だけど来年以降になれば自信がないと考えられるし、何よりも梅雨時などの排水が円滑に行われないのは困ったことだと思い、着手したことである。

(2018/03/24)小石混じりの土手を掘り始める。蔓延った草の根、縦横に生えている桜の根を切り取りながらの掘削である。掘り始めはこんな様子である。画面右上に大島桜が、左手に宅地石垣が見えている。手前は茫猿が四十年も前に、土管と接続したコンクリート製側溝である。

(2018/03/25)概ね掘削を終えて土管が現れてきた。根切りをしながらも桜を迂回して掘削している。土管を掘り上げて改めて確認すれば、土管継ぎ手の隙間から桜の根が入り込んで、土管の中に網のように根を張っていた。その根っこの網に落ち葉や土砂が絡まっていた。流れが悪くなって当然である。

(2018/03/25)ホームセンターで径15cmの塩ビ管を購入して接続の上で埋設を終えたところ。接続部分には土砂溜めの枡を設けている。茫猿数え年75歳、まだまだできる。

頭上の鄙桜(ヤマザクラ)はつぼみ膨らむ頃である。数日のちには開花するだろう。

鄙里ではそこかしこで様々な花が咲いている。八重椿も今年は花付きが良い。この椿はいっぽんの木に赤と斑入りピンクの花が咲く。

雪柳も満開である。

毎年のごとく桜に先駆けるコブシも咲き始めている。こちらも数日のうちに満開になるだろう。

この春は家人の要望に応えて、大阪造幣局の桜通り抜け、そして吉野の桜を眺めに行く予定である。この春の桜開花は例年より早そうだが、造幣局は散り初め、吉野は奥の千本には間に合うことだろうと考えている。吉野では奥の千本から下の千本へ坂道を降り、金峯山寺蔵王堂や西行庵を訪ねようと考えている。

《03/27追記》
掘削を終えて、塩ビ管を埋設する頃には疲れのピークだったから、塩ビ管継ぎ手の確認がおろそかだった。それに埋設ベースの養生も不確かだったと、些か後悔したが、今さら遅いのである。先人云く、この齢になって後悔先に立たずなのである。

よくよく考えた末に、数年後にまた不等沈下を起こしたり、継ぎ手接続が不十分であったら、再工事はできないだろう。だから、納得できる再工事を行うことにする。茫猿よ頑張れである。

 

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