日本最西端の駅

日本最西端、松浦鉄道「田平平戸駅」を訪ねてきた。最北端の稚内駅へは2012.08.02、最東端の東根室駅へは2012.08.05、最南端の西大山駅へは2016.12.14に訪ねている。鉄道駅の範疇からは外れるかもしれないが、ゆいレール日本最西端の那覇空港駅、最南端の赤嶺駅へは2013.11.22に訪ねている。2017.12.20の路面電車全線踏破に続き、東西南北端の四駅全て踏破できた。

わざわざ田平平戸駅を訪ねたのではない。結婚五十周年を記念して何処かに旅をしようかと誘ったら、パートナーは「長崎へゆきたい」と言うのである。長崎へ行くのであれば平戸まで足を伸ばして、日本最西端の駅を踏破しようというわけである。

簡単に行路を記しておくと。
2019.04.08 常滑空港 16:50発 福岡空港 18:15着、宿にチェックインの後、中洲へ向かい屋台通りを見学する。夕食は中洲・河太郎にて生け簀のヤリイカ生き作りを味うつもりだったが、出てきたのは”コウイカ”の活き造りだった。イカシュウマイは旨かった。

2019.04.09 博多駅 10:15発 長崎駅 12:19着の特急かもめにて長崎へ、市電にて大浦天主堂、グラバー邸、眼鏡橋へ。カステラの食べ比べは松翁軒、福砂屋、匠寛堂など。夕食は中華街で長崎チャンポンを食するが”並”だった。”角煮まん”は店頭試食のみ。

2019.04.10 レンタカーを借りて「田平平戸口駅」へ向かう。往復250km。駅前に日本最西端の標識あり、石碑が西方浄土への一里塚にも見える。最西端であることを除けば、なんの変哲も無い田舎の無人駅である。次の列車の到着を待ちたかったが、家人に付き合わせている手前もあるので、到着待ちも試乗も断念する。
       

平戸大橋を経て島へ渡る。港近くの漁協直営・旬鮮館にて昼食、漁師料理だけど海鮮丼も刺身定食も美味しかった。桧扇貝も旨かった。旬鮮館を出ると平戸城(鉄筋コンクリート造模擬城、1962年築)が目の前である。カメラは正直だと思い知らされる。写っているのは間違いなく後期高齢者である。九十九島船越展望所は夕陽の絶景地だというけれど、この日は曇り空だ。それに日暮れてからの運転は雨でも降れば自信がないので、帰り道を急ぐ。帰り来て思う。西空に沈む夕陽を観ることが出来たのなら、西方浄土を観る思いがしたのかも知れない、見なくて良かったのだ。この日の夕食は宿泊先長崎モントレーホテル付近の「五島うどん」が売りの居酒屋「椿」で、アジ、アオリイカ他の刺身、壱岐焼酎(美味しいから、家人が止めるのも構わず、常温生成りで三杯)、五島うどん地獄炊き(釜揚げうどん、釜を地獄に見立てる)など。一期一会を楽しませていただいた。

ホテルの前のオランダ坂通りも粋な道だ。《左、オランダ坂通り、ホテルモントレー前 右、長崎市電の長崎駅前ターミナル》
  

こうして紀行文を記していると、博多でも長崎でも平戸でも行かなかった場所が随分と多いと今更に思わされる。特に平戸へはもう二度と行けないだろうと思えるから、もう少しだけでもゆっくりと歩けたならばと思えば些か心残りである。平戸城からの眺め、ザビエル記念教会、平戸オランダ商館、田平天主堂などなどであるけれど、七十半ばの老夫婦の旅なのだから、長崎平戸間往復250kmを無事に走れただけでも良しとすべきなのだろうと、我と我が身を納得させている。
      
《上段 生簀のイカ、中洲の桜、櫛田神社の桜》
《下段 特急かもめ、オランダ坂の桜、長崎港のクルーズ船
朝になって港を散歩して、巨大なクルーズ船には驚いた。クァンタム・オブ・ザ・シーズといい総トン数167,800トン、船客定員4,180名である。港の駐車場には観光バスがざっと数えて百台以上並んでいた。天津からのクルーズ船のようであるが、この船は夕方には既に出港していた。
      

2019.04.11 福岡空港で博多地物づくしのお鮨をいただき、旅を〆る。
アルバムから、最北端の稚内駅、最東端の東根室駅、最南端の西大山駅

五十年記念という事もあるから、グラバー邸の坂道で見かけた良さげな「鼈甲店」に入り記念の品を買わせて頂こうと考えたが、お気に入りは無し。中華街付近でも帯に短し襷に長しで無し。翌日の夕刻にオランダ坂通りの居酒屋”椿”付近の職人一人で構えている小さな鼈甲店で、やっとお気に入りのペンダントに出会えて、内心ホットする。

観光はあまりしなかったけれど、考えて見たら、義姉へお見舞いのカステイラを選ぶのも含めて”お買い物”には時間を割いた。「コレデイイノダ と 思っている」

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