内祝・エントリー数1500

 本日の記事は鄙からの発信1500本目の記事である。初代『鄙からの発信』サイトを開設したのは1999/02のことである。その後、MovableType『鄙からの発信』となり、ExciteBlogに転じ、07/08からはMovableTypeとExciteBlogの併用となって今日に至っている。この間ほぼ十年間、毎年150本前後を書き散らしてきた結果が、塵も積もれば山となったワケである。1000本に達したのが07/01頃であるから、次の大台2000本に達するのは2011年初の頃だろうか。
 ところで、何か気の利いた内祝をと考えてみたが、特段何も浮かばない。 そんな時は福井達雨先生頼りである。 だから、自戒も込めて今も事務所に掲げている「見えないものを」額を掲示して内祝とする。ただ掲げても興がないから、地色背景を少しだけ賑やかにしてみるのである。


 数を重ねれば好いというわけでもなかろうし、続いたからといってどうということもないけれど、飽きもせず由無し事を書き続けてきて、兎にも角にも続いたと云うことを祝おうと思うのである。 無事是名馬などと自惚れるつもりは更々ないけれど、大した病気もせずに、事務所を破綻させて女房子供を路頭に迷わせることも無く、続けられただけでも良しとするべきと考えている。
 続くには続いたけれど、読者数がさほどに増えた訳でもないのである。 メルマガを発行していた頃は購読者数500名が一つの壁であった。 現在はMT『鄙からの発信』読者数がざっと600名弱、EXBlog読者数はページビューしか確認できないからよくは判らないけれど300名前後といったところであろうか。 検索フレーズやアクセス方法から推量すると、MT鄙からの発信は鑑定士読者が主流で、EX鄙からの発信は一般が多いようである。 6000とも8000とも数えられる鑑定士の数に比して、読者数が600そこそこというのはこのサイトのある種の限界を示していると考えるのが妥当なようである。 つまりマイナーさとか少数派という意味では「茫猿遠吠」とか「只管打座」という惹句がサイトの気分をよく表しているとも云えるのである。
 日々のアクセスや記事への反応にしても、目覚ましいものがある訳ではない。 読まれてはいるようだが、コメントとしてRESがある訳でもないし、メールが届くわけでもない。 時折、闇夜に吠えているような気分にもなる。 それなのに、一時は三日も新規エントリーをアップしないと申し訳ないような「強迫観念」にとらわれたことさえある。 
この頃は気が向けば書く、気が向かねば書かないというように落ち着いてきた。 それでも一週間も間が空くと、忘れられるといけないから何か写真でも揚げておこうかと埋め草記事をアップしたりする助平根性も忘れていない。
 サイト・鄙からの発信を作ったそもそもの目的が選挙ツールであったから、最初から実名でサイトを公開してきたのである。 とはいっても鑑定評価等業務の広報宣伝は殆どしていない。皆無と言ってもよいくらいである。 今から思えば業務広報も行ってきたら、それはそれで一つの実験媒体として、何らかの結果が得られたのではとも思うが、齢65を目前にすれば今さらのこととなる。
 これからの『鄙からの発信』をどうしてゆくのかと考えないでもないが、今までこのように茫猿が遠吠するサイトとして継続してきたし、只々ひたすらに管々言いながら打座って(ウッチャッテ)きた訳だから、今さら変えようもなかろうし、変える必要もなかろうと思っている。 いつまで続けられるか判りもしないし、判ろうとも思わないが、体力と気力の続く間は遠吠えしてゆけばよいのであろうかと考えている。

 掲額の『見えないものを』とは、「負けいくさにかける」とならんで「見えないものは永遠に続くのである」、「見えないものを大切に」という、止揚学園の40年来のテーマです。

 

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内祝・エントリー数1500 への2件のフィードバック

  1. T.T のコメント:

    本日のブログで『鄙からの発信』1500本の記事発信とのこと。この行為に敬服いたします。 自分の考えを外に向かって発信しょうとしない不動産鑑定士の中にあって、10年間発信し続け、1500の記事を書かれたことは大変な事です。
    私達の年代でパソコンをいじくることが出来るという人は多く居ません。そうした中で10年間、1500本の記事の発信をされた事は先達者でもあり、偉業です。今後も先達者として続けられることを願います。「継続は力なり」の諺があります。継続することが如何に難しいことかということも暗示する諺とも解釈出来ます。
    一人東京で岐阜に向かって祝杯を上げます。「祝 森島氏 鄙からの発信1500本!」

  2. 松田 勉 のコメント:

    おめでとう!おめでとう!おめでとう!1500本おめでとうございます。

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