讃 『れいわ新選組』&TV 07/09

『れいわ新選組』と山本太郎をテレビも新聞もガン無視状態にある。比例区特定枠を逆手利用する太郎背水の陣を敷く意味、クラウドファンデイングで2億円余を集め、難病患者と重度障害者を国会に送る意義、新宿で馬の選挙というアリエナイ意味、沖縄創価学会壮年部会員の東京選挙区立候補 の意味などなど、話題満載なのにガン無視が続いている。

『れいわ新選組』は、反消費税、反貧困、反原発といった政策だけではなく、候補者の人選じたいが安倍政権への強烈な批判であり、現政権に忖度しまくる今のテレビ業界人にとっては最大のタブーになっている。だから”ガン無視”に如かずなのだ。

(一)最初に擁立候補として発表された蓮池透氏は、元 東京電力社員、元 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長、東京電力で32年間原子力関連業務に従事した経験から、原発現場の実態を伝えるとともに、福島第一原発事故を当事者目線で分析、考察。原子力の廃止を訴える。「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」(講談社)という著書もある。《この書名だけで首相官邸の大変な怒りを買うであろう。》

(二)次に東京選挙区で擁立した野原ヨシマサ氏は、玉城デニー知事を支援した沖縄創価学会壮年部員である。彼は「公明党は自民党と連立を組んで以来、20年間に権力の旨味にどっぷりと浸ってしまい、今やそのような民衆救済の精神をすっかり忘れてしまった」と訴えている。これはテレビの創価学会タブーとガチンコ勝負である。

(三)三井よしふみ氏は元セブンイレブン・オーナーである。大手コンビニフランチャイズチェーンの現場は、過酷な労働搾取の世界だったと言う。『コンビニオーナーになってはいけない』(旬報社)という著書もある。大きなテレビスポンサーであるコンビニ業界と真向ガチンコ勝負である。

(四)重度障害者の木村英子氏は言う。「障害者が生きられる社会は、誰にとっても生きやすい社会であると信じ、日々それを実現するために闘っています。」
難病ALS患者のふなごやすひこ氏は語る。「私は今、看護・介護サービス事業の㈱アース(松戸市)取締役副社長、サービス付高齢者向け住宅「サボテン六高台」の名誉施設長として経営監視を担っております。健常者なら1秒ですむパソコン作業が私には1分かかる状況の中、「苦難は幸福の門」と信じ執筆・講演活動をしています。」 

お二人は比例区特定枠での立候補である。お二人が当選すれば国会はバリアフリー対策が急務であり、必須ともなろう。当然のことながら、お二人が審議に参加するための柔軟な優しい対応が与党だけでなく野党にも、そして国会事務局にも求められるであろう。当然のこと国会取材記者にも優しい応対が必須となろう。

(五)『れいわ新選組』やすとみ歩氏は政治の原則を「国民国家システムの維持」から「子供を守ること」に戻せと主張する。馬を連れ子供と会話しながら、選挙を闘っているというよりは優雅に楽しんでいる。

『れいわ新選組』辻村ちひろ氏は「人が大地に根ざして生きることほどすばらしいことはないと思います。じいちゃん、ばあちゃん、親、子が普通に大地とともに生きる日本にしたい。」と主張する。

『れいわ新選組』大西つねき氏は「我々が今直面している多くの問題、格差、貧困、環境破壊、戦争、病気etc、これらの大きな問題の根本には必ずお金があり、その発行の仕組みが原因となっている。」「巨大な搾取構造と化した現代の金融資本主義を根本的に変える」と主張する。

(六)『れいわ新選組』渡辺てる子氏は主張する。
シングルマザー、派遣労働者という非正規で働く者。いずれも日本の貧困層の「代表」です。懸命に働いても暮らしが安定しないワーキングプアです。男女の著しい賃金格差、正規・非正規の従業員の待遇・賃金格差が貧困の最たる要因なのです。

ところが、その貧困の要因をシングルマザー、非正規労働者の「自己責任」だとする傾向が強く、若者は自分の行く末に希望を見出せずにいます。こんな悲しいことってあるでしょうか。

働く私たちに、必死に毎日を生きる私たちに、「自己責任だ」として政策の怠慢や無作為行為を容認してしまう政治を私はなんとしても変えたいと思います。「生きてきて良かった」と思える日本をつくりたいです。

(七)公認候補者のどなたを取り上げても、首相官邸、自民党、経団連、大企業などなど、現在の政界財界中枢とガチンコ真向勝負とならざるを得ない。マスコミ特にテレビが『れいわ新選組』を取り上げれば、その主張の刃は彼らテレビ業界にも及ぶであろう。

最も嘆かわしいのはNHKである。CM収入に依存する民間放送、広告収入に依存する商業新聞、それらマスコミが企業や企業団体に”忖度せざるを得ない”のは、今に始まった事ではない。しかし、視聴料収入によって成り立つNHKが首相官邸に”忖度”していては、NHKの存在理由が失われてしまうことになる。”公共放送”が”国営”もしくは”官営”放送に成り下がり、首相官邸の広報機関と成り果てれば視聴料を払う意味が無い。

政党要件を満たしていないという隠れみのに寄り掛かって、『れいわ新選組』と山本太郎と仲間たちをガン無視しているテレビ業界そしてマスコミ、そしてジャーナリストを自称する人々。彼らが投票日 07/21 の開票が始まる20時以降 どんな顔でテレビ画面に登場するのか、今から、とても楽しみである。

《追記》そこで、せめて政見放送の告知を探したのだが、これが結構難しい。中央選管HPには該当するものが見つからず、一部都道府県の選管HPにしか見つからない。
《 れいわ新選組政見放送 NHK総合TV 》
7月09日 午前 09:05 〜 10:00 
7月11日   午後 10:30 〜 11:25 
7月15日  午前 09:05 〜 10:00 
7月17日   午後 10:30 〜 11:25 
http://www.pref.kanagawa.jp/…/do…/2019sangi_hireiseikenn.pdf …

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