デジタルカメラ その2

 私のデジカメ紹介記事について、MMの読者であり畏友でもあるM.H氏から「デジカメの可能性」と題してMailを頂きました。ご本人の了解を得ましたので転載致します。


「デジタルカメラの可能性」
1.印刷・配信における時間短縮の効用
自家印刷ができ、撮影したものをそのまま送付することができる。少々暗い場所(講演会等でフラッシュが使い辛い場所)での撮影も、コンピュータ経由で「見える画像」となる。
2.ランニングコストが殆ど掛からない。印刷しない限りランニングコストは殆どゼロである。映像メモとして手軽に使える。A4書類全体の接写も10ポイント程度なら、コンピュータ経由で解読可能・印刷も良好である。
3.200万画素以上では、マクロ分野の撮影が優れている。
銀塩フィルムより被写界深度が良好で、ディスプレーでは解像度及び色再現性に優れている。コレクショングッズ等の撮影に最適である。(高額なため利用したことはないが、メモリーカードからのプリントサービスも行われており、フォトCD等のサービスも銀塩フィルムと同様に受けられる)
4.手軽にプレゼンができる。3年ほど前に35万画素のQV-100でプレゼンを試みたことがありますが、スライド方式のプレゼンなら、デジカメのライン出力でTVのビデオ端子に簡単に接続できます。コンピュータのプレゼン・ソフトを使うよりは手軽です。200万画素以上なら、200インチの大画面にも耐えられるかも?(ロータリークラブ地区大会の報告をクラブ例会場のTVでやりましたが、40インチ程度の画面なら鮮明です)
いったんコンピュータにファイル転送し、画像処理等を行って、再びカメラに戻します。当然、コンピュータ画面そのもの(72dpiでは画質は悪くなるのでしょうが)や別の合成写真等も組み込み可能です。スライド順とフォーマットの関係で、ファイル名と文字数等に注意する必要があると思いますが・・・
 また、メモリー・カードのフォーマットを破壊するかも知れず、個人の責任で行って下さい。コンピュータとのファイル転送速度は、赤外線→ COMケーブル→FDアダプターの順に速くなります。
5.芸術的な写真を作ることができる。少々撮影が下手でも、合成を含む様々な画像処理を簡単に施すことができ、芸術的な写真を作成可能です。芸術写真の第一歩は引き算で、アングルもボケの効果も、対象物の強調を意図した引き算の手法でしょう。定評のあるカールツアイス・レンズの良さは、絞りを開放にした時の美しさで説明されます。
 だから、写真家や芸術志向のマニアに好まれるのでしょう。 ポートレイトは通常70mm~150mmのレンズを使用してボケ味美しく撮影するのですが、デジカメでも小皺等が目立たずに好評です。(この項続く)

関連の記事


カテゴリー: 茫猿の吠える日々 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください