少子化のもたらすもの

 インターネット版月刊現代に興味あるレポートが掲載されています。
調査対象の多さもさることながら、レポートの内容にも驚かされます。
記述されている様相が実態ならば、その反映の在り様として、最近の
17歳のキレようも、理解できる気がします。
日本は何処へゆくのでしょうか。「明るい21世紀」など、どこにもなく
て暗い停滞する未来しか予想できないという表現に、説得力を感じてし
まいます。決して興味本位な内容ではありません。
 同じ著者(ノンフィクション作家)/岩上安身氏が主宰する
「Web IWAKAMI・失われた10年」も併せてご覧下さい。
少子化の進行とデフレスパイラルの進行を解き明かしているレポートで
す。
 更に、いつもお勧めしている「JMM・村上 龍氏」の最近号、「教
育における経済合理性・文部省 政策課長:寺脇研氏ほか・・連載中で
現在7回目」も併読してみて下さい。
青少年及び幼年の世界に起きている、様々な現象を考えてゆく上で、大
きな手がかりが得られると思います。
 時あたかも総選挙が実施されます。小選挙区制に政治改革のバラ色の
夢を見た前回選挙と異なり、今回は小選挙区制の功罪が白日のもとに曝
されているなかで、自分の1票を有効に使用するためには、どのような
投票行動が良いのかを考える上でも手がかりが得られるのではないでしょ
うか。
【紹介するHP】(冒頭部分を引用します)
2000年6月号2000年6月7日更新、史上空前のアンケート敢行!
「裸の日本人「性行動」と「性意識」の全貌」
初体験年齢、自慰行為、オーラル・セックスから性行為の体験数、体位
のバリエーション、満足度を高める前戯まで、多角度アンケートで浮か
び上がる世紀末日本人の「性の爆発」を徹底解析
 http://kodansha.cplaza.ne.jp/mgendai/2006/frame6.html
【同じく紹介するHP】(冒頭部分を引用します)
「滅びゆく国の”性と生”の現場から少子化とSEXと資本主義」
経済が猛烈な速度で縮小しつつあるのと軌を一にして、人口の急激な縮
小過程がはじまっている。正確には総人口こそまだ微増中だが、生産年
齢人口は今から急角度のカーブを描いて減少していく。戦後の高度経済
成長を支えてきた世代が老いて現役を退く一方、新たに補充される若い
働き手の数はきわめて乏しい。少子化のためである。
 http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/
【同じく紹介するHP】(冒頭部分を引用します)
JMMでの教育問題の取り上げ方について
 わたしは「経済合理性」というフィルターをかけて教育の論議を進め
たいと考えています。
  以下のようなエピソードを経済合理性の代表だと仮定します。
「同じ産地の同じ品質のリンゴがAという店では100円で売られていて、
Bという店では120円で売られているとする。AとBの店へのアクセス
条件も一緒だとすると、わたしたちはAの店リでンゴを買う」 そうい
った考え方を教育に導入する、という話になると、「教師の給料を市場
に委ねる」みたいなことになりがちですが、わたしがイメージしている
のはそういうこととは少し違います。
 わたしが考えているのは、「経済合理性にしたがって戦略的に勉強す
ること」を子供にアナウンスするということです。勉強や学問は、「将
来を有利に(自由に)生きるために」必要だ、ということを、説明する
ということですが、そのためにはまず質の高い教科書などが必要になり
ます。決して簡単なことではありません。
 http://jmm.cogen.co.jp/

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