会長選挙告示

【茫猿遠吠・・会長選挙・・03.03.01】
 2年に一度の鑑定協会恒例行事である会長選挙が告示されました。
今回の正副会長選挙は、地殻変動が起こりえるのか、大山鳴動すれども事もな
しということに終わるのか。その全ては我々会員が正副会長選挙を如何に考え
るか、如何に行動するかにかかっていることです。
 一度は選挙を経験したものとしては、4年前にまいた種が今度こそ芽をふい
てほしいものと思いますのは身の程知らずの生意気でしょうか。
大企業出身者の全てを否とする訳ではありません。しかし、草創期の日本不動
産研究所出身会長以後は、M信託銀行出身者とT不動産出身者が交代で会長を
務めるという不自然さを、もはや改める時期にあると思います。
 真剣に会長職を勤めようとすれば、ボランテア精神だけではどうにもならな
いでしょう。時間も資金も必要です。会長職が名誉職であってよい時代は過去
のものであり、潤沢な資金を用意できなくとも、交通通信費・渉外費などの手
当は必要なことと考えます。
 そういった資金的手当の当否判断も含めて、会員一人一人がベストの選択は
できなくとも、モア・ベターな選択を行ってほしいものです。
 こんな原稿を書き始めた折りに、会長選挙立候補者のお一人「横須賀 博」
氏より立候補挨拶状が届きました。現状を打破する必然性を力説されたご挨拶
でした。現会長「安藝哲郎」氏の5選出馬も噂されていますが、まだ出馬確定
という話は聞いておりません。
 4年前に茫猿が立候補した最大の理由は、当時、横須賀氏の出馬が準備され
ており、選挙は安藝氏と横須賀氏の争いと思っていたら、横須賀氏が出馬を取
りやめられて、安藝氏の無投票当選が決まりかけたことに対する茫猿の異議申
し立てでした。
 その後の経緯は、安藤氏の立候補もあって安藝氏が有効投票の過半数をわず
かながら下回り、安藝氏は決して過半の信認を得たことにはならなかったこと
が一つの結果です。茫猿自身は地方圏で多くのご支援を頂き、有効投票数の2
割ものご支持を賜り、泡沫候補の汚名はまぬがれ得たと、今でも自負しており
ます。
 2年前の選挙は、安藝氏と塚本氏による選挙でした。当時、御両所に公開質
問状をお出ししましたが、お二人とも回答はお寄せ頂けませんでした。
茫猿は懲りることなく、今回も立候補者に公開質問状を出したいと考えており
ます。新しいメデイアに対する立候補者のお考えも判りますし、リアルタイム
かつ低コストで得られる投票判断基準として有効であろうと考えるからです。
 末尾に、2年前の質問項目を掲載します。2年の時間の経過により色あせた
質問項目もございますが、今でも有効であろうと考える項目もあります。
立候補者が出そろうであろう3月半ばを目途に、質問項目を公開したいと考え
ます。『鄙からの発信』読者諸兄姉におかれては、質問なさりたい事柄がござ
いましたら、茫猿までメールをお寄せ下さい。お寄せ頂いたもの全てを質問項
目とするお約束はできかねますが、皆様のご意見を伺い、皆様の投票判断基準
をより豊富に致したいと考えております。
『2年前に公開した、会長選挙立候補者への質問書』(再掲)
 1.社会のニーズに応える業務拡充の推進について
 公益法人の在り方として、業務拡充を前面にうち立てることについて、
是非を含めてどのようにお考えでしょうか。
 同じく、業務拡充の具体策をお示し下さい。
2.研修体制の強化、充実について
 具体的にお示し下さい。
また、現行の研修に問題や不満をお感じになっていおられるとすれば、
それも具体的にご指摘下さい。
3.特定価格分野の拡大が顕著ですが、このことについて如何様にお考え
でしょうか。賛否を明らかにしてお答え下さい。
4.鑑定評価基準の改訂作業が進んでいると承知しますが、基準改訂の望
ましい方向とは如何なるものでしょうか、具体的にお示し下さい。
5.選挙期間中を含め、会長に御当選の暁には、会員の声を直接聞き取る
ためにも「E-mailアドレス」を公開されるおつもりはございましょうか。
当然のことですが、プライベートアドレスの公開を望むものではなく、
協会ドメインでの会長アドレスで結構です。
6.同じく理事以上の役員と課長以上の事務局職員に協会ドメイン・アド
レスを交付し、公開される意図はございましょうか。

関連の記事


カテゴリー: 不動産鑑定 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください