台風が上陸するというのに、10/20から10/22にかけて、約束があるとはいえ、西へ北へと歩いていました。被災された方々にはサイトよりお見舞い申し上げます。
20日は京都ブライトンホテルで、近畿会主催の「収益率の精緻化と活用」と題するセミナーを受講しました。セミナーの時間中に台風23号が大阪に上陸し彦根方面から岐阜県飛騨へ抜けていたといいます。
セミナーは有益でした。特に期首価格の投資採算性判定などは、目から鱗の思いがしました。ホテルの会場で100頁余の冊子がつき、3時間の講演で受講料1,000円は格安に過ぎます。近畿会の皆様、特に西宮インデックス整備委員長に感謝致します。
翌21日は台風一過の快晴とまではゆきませんが、まあまあの天候のなか福井へ向かいました。福井でのお約束の時間までには余裕がありましたので、少しばかり市内観光を致しました。
福井市内中心部に、戦国の城、北の庄・城趾発掘史跡がありました。発掘後は公園となっており、柴田勝家像や柴田神社などがあります。
http://okhome.fc2web.com/castle/fukui/kitanosyo.html
鎮座する柴田勝家像です。
福井市内には路面電車が走っていますが、郊外型の電車が路面を走るという珍しいものです。市内の路面停留所では電車の乗降ステップが自動的に用意されます。
福井市役所前電停付近での福井鉄道路面電車
乗降ステップです。
福井鉄道武生新駅のホームに並列停車する電車です。
旅の三日目、22日は岐阜へ直行するのが何となく億劫に感じましたので、武生に立ち寄りました。武生に立ち寄ったのは、名物の「辛い大根を使用したおろし蕎麦」を食べたかったのですが、旨い蕎麦には会えませんでしたが、幾つかの興味深いものに会いました。
先ずは、秋の武生定番、武生菊人形です。今年のテーマはやはり新撰組。
武生市 Web Site より、武生菊人形
http://www.city.takefu.fukui.jp/hp/kiku/index.html
武生の町は、元は府中といい越前国府の所在地のようでして、街並みに風情があります。瓦葺きのアーケードなどは此処だけでしょう。
市内の中心部「くらの辻」です。白壁の土蔵が広場を囲んでゆったりとした佳い雰囲気です。
指物師さんが多い街並みの街角資料館で、指物師の道具を拝見しました。用途毎の鉋などですが、同じ用途で右利きと左利きがあることには驚かされます。
他にも、二十万円もするカラクリ細工の桐タンスも展示販売されていました。(原価を伺うと、作成日数20日、木材費数万円、金具費数万円ということで、殆ど趣味の世界のようです。)
この指物師の町はタンス町といい、今は府中菊街道という催しを行っていました。
菊人形展に合わせた催しでしょうが、軒先に揃いの提灯を飾り、店先には菊の鉢植えを飾って展示しています。
その中の一軒で見かけた「蘇民将来子孫也」の粽です。
蘇民将来の子孫也とは「病除け」のまじないですが、詳しくはこのサイトへどうぞ。
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/somin.htm
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