【茫猿遠吠:腹膨れること:05.04.09】
鑑定協会の役員選挙が始まり、
よせばいいのに公開質問などと気取った勢(セイ)で、
この旬日以上、腹が膨れて膨れて便秘症状になりました。
「もの言わぬは、腹膨れること」とは、よくぞ云ったものよと思います。
4/6~4/8付けの茫猿遠吠記事で、便秘症状は快癒しました。
著名で功績も高い候補者諸氏に向かって「斬り!!切腹!!」とは、
思い上がりもはなはだしいと、読者諸氏はお怒りでしょう。
当然のことです。茫猿も内心、忸怩たるものがあります。
『ご寛恕のほど、衷心よりお願い申し上げます。 (-_-;) _(._.)_ 』
でも、この半年以上のあいだ、何度考えても、思い直しても、
今、鑑定士と鑑定協会が行うべき第一順位の事業は、
全国士協会ネットワークの構築以外に考えられないのです。
その理由は「茫猿遠吠」にさんざん書きましたから、
ここでは別のことを考えます。
鑑定協会の理事会も五千名余の会員の現在と将来を担う以上は、
無給のボランテイアといえども少なからぬ責任は負う訳であり、
その責任業務の第一は、鑑定協会理事会という政治の場において、
事業の優先順位を判断し決定することではないでしょうか。
それはマニフェストに示されると考えます。
マニフェストとは「明確な選挙公約」と云えるものであり、
具体的且つ実現性の高い選挙公約を指すものでしょう。
決してすぐに剥がせる膏薬ではないし、抽象的精神論ではないのです。
順送り役員や名誉職扱いする役員は無用だし、
理事会でもの言わぬ役員も無用です。
無意味な抽象論や精神論を振りかざす役員は有害無益です。
茫猿は「高邁な精神と理論」の裏付けの上で、
「会員を着実にリード」して頂ける役員を望むものであり、
業界の堅実な発展、時には劇的な展開を示して頂ける役員を望むのです。
その意味からは、役員給与や手当を考える時期に来ているのかもしれません。
理事会の審議を有用なものにするためには、
役員の宿泊費を予算計上してもよい時期に来ているのかもしれません。
帰りの時間を気にしながら、五〇名余が二時間や三時間の短時間で
有効な議論が出来るというのは幻想でしょう。
歴史は夜つくられると、云うではありませんか。
だからこそ、重層的なネットワーク構築を提案するのですし、
電子会議やメーリングリストやメールマガジンの効果的な利用を
提案するのです。
でも、やっぱり こういうことかも
千名の会員の票を得ようとしたり、
二千名の会員の理解を得ようとすれば、
耳障りの好くないことは言えない。
魚屋で大根は購えないし(アガナエナイシ)
八百屋で秋刀魚は購えない。
会員は、会員レベル以上の役員を得ることはできない。
ご無礼!! 切腹!!!!
・・・・・・いつかの蛇足の再掲です・・・・・・
※実も蓋もなく老醜を揶揄した詩です。
くどくなる、気短になる、ぐちになる
思いつくこと みな古くなる
聞きたがる、死にともながる、淋しがる
出しゃばりたがる、世話焼きたがる
又しても同じ話に孫ほめる
達者自慢に人をあなどる
「横井也有 鶉衣 より」
http://www.geocities.jp/haikunomori/yayu/yayu-mn.html
※続いて、老醜をいとおしむ詩です。
鏡を見るたびにギョッとするわね。
つくづく時間の力は恐ろしい。
このシミ、この皺・・・・・
でもねえ。
そのシミ、その皺一つ一つだって
親切に時間が選んでくれたスタンプだよ。
その顔は
謂わば丁寧な集印帖さ
古いほど値が上がる
こともある
天野 忠 老醜
http://homepage1.nifty.com/B-semi/daturyoku/amano.htm
【そういえば、茫猿の顔にも少しずつ、シミが増えてきた
まだ薄いけど、いずれ濃くなり、大きくなるのだろうな。】
関連の記事
- 離れることの大切さ : 2016年7月4日
- 君、棄権することなかれ : 2003年3月21日
- 「であること」と「すること」 : 2009年2月21日
- 特に語ることもなし−1(会議あれこれ) : 2016年8月30日
- 一石を投じることはできたか : 1999年5月15日
- 今朝の伊吹山と桜 : 2006年4月7日
- 負けること、負け続けること : 2008年12月19日
- 書けること書けないこと : 2010年10月26日
- 特に語ることもないが−2(原発と国策) : 2016年8月30日
- 見えてくること : 2006年5月9日