霞ヶ関と虎ノ門に危機感のズレ

 事態の深刻さは想像以上か、以下か、
「イマジン」の範疇外か範疇内か、「イムジン河」の彼岸か此岸か。
鑑定評価に関する適正化通知が月内に二度も三度も出たことを、
どう理解すればよいのであろうか。


H18.6.30付け土地・水資源局地価調査課発
証券化対象不動産の鑑定評価等の適正な実施について (平成18年6月5日付国土交通省土地・水資源局長通知)」の徹底について

 H18.6.29付け国土交通省土地・水資源局長発、
(社)日本不動産鑑定協会会長宛の 同、別添通知  と、
同日付けの会長談話を並べてみれば多言は不要なのである。
 霞ヶ関と虎ノ門の間に存在する危機感の落差は想像以上に大きいのではなかろうか、この予感が杞憂であってほしいと茫猿は願うのである。
 茫猿は前から不動産鑑定士に不可欠な3Sを述べてきた。
・市場と情報に対するセンサー【Sensor】が鋭敏であること。
・あふれる情報を取捨選択できる柔軟で豊かなセンス【Sense】を持つこと。
・専門家としての矜持を胸に、筋目を糺すスピリット【Spirit】を持つこと。
 今以上に、この3Sが必要な時が来るとは思えないのである。
H18.05.18
第1回「不動産の証券化に係る鑑定評価とデユー・ディリジェンスのあり方に関する検討委員会」の結果について
H18.05.26
第10回国土審議会土地政策分科会議事概要
H18.06.02
証券化関連の鑑定評価に係る実績調査:国土地第37号
H18.06.05
証券化対象不動産の鑑定評価等の適正な実施について
H18.06.30
「証券化対象不動産の鑑定評価等の適正な実施について」の徹底について

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