想像、蹴球、北鮮

 茫猿の机の上には17インチモニターが二台並んでいる。両者を使い分けしながら仕事をしているのである。一台のモニターを切り替える方法を知らないわけではないが、片方を見ながらもう一方でという使い方が便利だからそうしている。昨年までは片方がMACで片方がWINだったが、今は両方ともWINである。 さっきまで、一方のモニターはスクリーンセーバーが起動していた。スクリーンセーバーの設定はプライベートアルバム・スライドショーである。


 もう一方のモニターはコピーレフトのイマジンがエンドレスで流れていた。スライドショーを見つつ、イマジンを聞きながら開いた夕刊一面の大見出しは、「北朝鮮ミサイル発射」である。スポーツ面は二面ブチヌキで独伊蹴球戦である。このとてつもない落差が哀しい。愚かな争いに巻き込まれて、万景峰号からの下船を数時間も足止された修学旅行生が気の毒である。
 イマジン(想像)の合間にイムジン河に切り替えてみる。イマジンもイムジン河も青春晩期の想い出と重なる。幼い頃のわが子達の笑顔に見入り、遠い甘酸っぱい記憶を辿っていると、「漱石枕流に如かず」という気分になる。
もう好いではないか、程々にして、耳を洗い、手を洗い、足も洗おうという声が茫猿の内奥から聞こえてくる。
 昨日から今日にかけて、この二日間のブログ・アクセス数は大変多い。でもコメントもE.Mailも殆ど無い。全く無いわけでもない、僅かだが真摯なE.Mailを頂いている。でも談話事件からは足を洗う。木に登って魚を求めるような話を何時までもやっていると、まともなBlog:鄙からの発信読者が遠ざかってしまうから。 ではもう一度「イマジン」をお聞き下さい。
Imagine there’s no countries
Imagine all the people Living for today

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