Project Gから千夜千冊へ

※※※※※※「 Project G の願い」※※※※※※
 昨日、「Project G」サイトを紹介しましたが、このサイトはあまりにも膨大です。背景や経緯を理解せずに浅薄に近づけば、誤解を招きかねない表現もあります。それで、少しだけ取っ掛かりを紹介します。


 先ずは、管理人室に赴いて「管理人の自己紹介」を訪ねて下さい。
それから、「修羅の行列の結び目」の扉をノックしてみて下さい。この段階では外の部屋を訪ねるのは見合わせた方がよいかもしれません。
掲載されている詩は、みな美しいのですが、なかでも「一粒のメール」は美しいです。こんな解説は無粋で野暮だけど、みな美しい比喩です。この比喩が心底に染みる時、涙します。

 君が一人で引越しして
   君の小さな家に向かう
     君の小さな石の家に着く   【一粒のメール

叔父の持つ
箸がかき出す白き骨
はまる指輪に独りときめく   【挽歌 君は小さな骨になり

 
Blog:鄙からの発信と「Project G:成田文広」の縁は、
 天野忠の「あーあ」が繋げてくれたのである。そして千夜千冊に踏分入る。
 茂木健一郎氏が、知性溢れる会話をネット上で楽しむ素晴らしさを詠った日に、また素敵な出会いに恵まれたわけである。種田山頭火や高見順、中原中也、宮沢賢治・・・に至る智と情の沃野を彷徨する楽しみである。

 会話は無料だからこそ、人びとは
自由に楽しむことができる。
 いちいち課金していたのでは、
自由な流通が妨げられる。
 インターネット上に、ようやく、知識が
無料である環境が整いつつある。

※※※「10ドルになります」(『クオリア日記』2006/11/6)より※※※
 智と情の沃野といえば、「千夜千冊」には向かいて呆然とする。種田山頭火や中原中也だけではない。Web2.0論から、一水会鈴木邦男の愛国者論、後白河法皇、御池木屋町おそめ、北九州古代国家、これだけ並べるだけで十分にクラクラと目眩くのである。
※※松岡正剛の千夜千冊:グーグル・アマゾン化する社会※※
※※松岡正剛の千夜千冊:愛国者は信用できるか※※
※※松岡正剛の千夜千冊:梁塵秘抄※※
※※松岡正剛の千夜千冊:おそめ※※
※※松岡正剛の千夜千冊:九州水軍国家の興亡※※
※※松岡正剛の千夜千冊:風姿花伝※※

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