ブログサービスとビジネスモデル

 標題はネット販売などのブログを利用したビジネスモデルを云うのではない、今や殆どのポータルサイトが実施しているブログサービスとそのビジネスモデルについてである。ここで云うブログサービスとは、ポータルサイトが提供している無料のブログ発行サービスのことである。茫猿が利用していたエキサイトブログ、他にも livedoor Blog、Yahoo!ブログ楽天ブログGoo ブログSo-net blogココログはてなダイアリー等々である。


 提供されるサービスの内容も、[Yahoo!ブログ]について云えば、利用料無料、テキスト容量無制限、画像容量2GBである。使い放題に近い内容である。毎日のアクティブユーザー数は4万前後である。ちなみに livedoor Blogでは7万前後、Gooでは3万前後、エキサイトブログでは2万前後であった。(データは07.01.30現在の数値)
 これだけのサービスを何故無償で提供できるのであろうか、自社のポータルサイトに集客するためだけではなさそうである。ブログはA社でポータルサイトはグーグルという人も多いことであろう。ブログサービスそのものにビジネスモデル(収益源)が用意されていなければならない。
簡単に思いつくのは広告収入であるが、いわゆるアフィリエイトは利用する人も利用しない人もいる。エキサイトなどは最近までアフィリエイトそのものの利用ができなかった。
 そうなると、データ収集なのであろうか、ブログ・エントリーに掲載される商品記事、写真、URLなどである。さらにそれらの記事に興味を示したゲストのアドレスも収集対象になるであろう。だけど、どのように集めどのように分析するのかがよく判らないし、収集し分析し得たとしてそれが収益にどのようにつながるのかが判らない。
 こんな話がある。「Google Blogger」というGoogleが行っている無料ブログ発行サービスがある。それと並行してGmailというサービスも提供されている。Googleを利用すればブログもメールも同時に無料で利用できるということである。他にもGoogle MapGoogleEarthもあるわけで、大概のことはGoogleの手の内で用が足りるという訳である。
 だけど、怖い話である。もし茫猿がブログもメールもグーグルを利用したら、茫猿の個人情報それも相当にセンシティブな情報がグーグルに筒抜けになるわけで、安くて便利で易い向こう側に口を開けているのは狼というのでは洒落にもならない。もちろんのこと茫猿程度の個人情報の蓄積が金に変わるとも思えないが、それでも日本の不動産鑑定士千人の傾向などという使われ方はありそうだ。それにしてもよく判らないのである iNetで「ブログサービス」を調べても、なるほどというビジネスモデルが見えてこないのである。
 ここまで書いてきてふと思うのである。とにもかくにも自社ポータルにブロガーを万単位で集めれば、それはそのままパワーである。直ちに様々な iNetビジネスに影響を与えるであろう。ましてやアルファブロガーが一人でも二人でも誕生すれば、ポータルサイトそのものへの集客力に反映するであろうし、アフリィエイトにも好い影響を与えるであろう。そういったシナジー効果が意図するところであり、単純なブログ・アフリィエイトなどではなかろうことである。
 「鄙からの発信」について云えば別にデータ抜き取りに備えて、Exciteのブログサービスから独自ドメイン&ホスティングサービスに切り替えたわけではない。独自性が発揮できるだろうと、何より独自ドメインだしと「https://bouen.morishima.com/」に切り替えたわけだが、これはこれで大変である。ブログサービスならば今や当たり前の機能も、MovableTypeでは幾つかの設定やら編集やら入力やらをこなさなければならない。多くは支援縁者が行ってくれるのだが、的はずれな無理難題を云わないようにこちらだって少しは勉強しなければならない。
 また、移動したホスティングサーバ(ホスティングといっても、個人利用のチンンケもので利用料金も僅かである)の性能が今一というか、アクセス反応時間が矢鱈と長いのである。夕方の八時台にはフリーズ状態になってしまう。
どうやら安いのと海外設置のせいか、アクセス反応時間には目をつぶる必要があるようだ。といっても、月に千円や弐千円のことで苛々するくらいなら、もう少しアクセスタイムの短いサーバに切り替えて下さいと支援縁者にお願いしている今日この頃である。

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