止揚学園から哀しい報せと嬉しい報せを載せた「止揚・99号」が届きました。哀しい報せは園生の阿閉さんがお亡くなりになったことを伝えるもので、99号は「阿閉さんをみ手にゆだねて」と題する特集号でした。嬉しい報せは「止揚百号記念はばたきの集い」のご案内です。
1972.8.1に創刊されて以来35年の歴史を重ねた冊子の歴史を止揚学園の皆様と一緒にお祝いできることが、茫猿にはとても嬉しく誇らしく思えます。
止揚35年の歩みは、茫猿の不動産鑑定士人生ともほぼ重なるものですからよけいに、その重さや困難さが、とてもとても大切に尊く思えます。
昔、「みかん一箱」をお土産に初めて学園をお訪ねした時、園生の方から「モリシマさんをつれてきてくれて、ミカンさんありがとう。」とお礼の言葉を頂いたことを昨日のように思い出します。
何年か前の学園のバザーで頂いた、福井先生書の(大きすぎるというので売れ残っていた)【見えないものを】というパネル額は、いまも事務所に掲げて日々の戒めにしております。
毎年の元旦に、地元のお千代保稲荷門前で募金をなさる学園職員の皆様にお会いし、年始のご挨拶をしないと正月気分がしないようにもなりました。学園とのささやかなお付き合いを通じて、子ども達に親父の背中を少しは見せることも出来たのだろうと思い、学園の皆様に感謝します。
学園のあの方この方の笑顔が浮かんできて、7月の初めに学園で開催される記念の集いが今からとても楽しみなのです。
【見えないものを】と云うのは、
聖書コリント人への第二の手紙、第4章16節から
「わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。
見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。」
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