紫陽花

空梅雨気味の天候で遅れているアジサイが咲き始めた。


畑の隅ににひっそりと咲く、まだまだ蕾のガクアジサイである。

 元自民党衆議院議員で自公連合政権に反対して下野した白川勝彦氏が、自身のブログ「永田町徒然草」で、年金問題の本質を論じている。また自衛隊により市民監視問題も論じている。一読に値すると思うので紹介しておく。
 週刊誌と政治(06月08日)

 この10年に厚生委員会理事や社会部会長を務めてきた安倍首相その人です。しかも安倍首相は、この10年間の7割を占める期間、森、小泉という総裁が輩出し、政権を担ってきた派閥である清話会における社労族の代表的存在なわけです。しかも、3年前の年金未納問題で年金制度改革が焦点になった時には、自民党の幹事長でもあった。

 安倍首相は、年金特例法の成果を「救済」と声高に叫ぶ。確かに、生活費を切り詰めながら掛け金をおさめてきた、多くの年金受給者を救うのは急務だ。
 だが、、原因を作ったのはいったい誰であろうか。政府自ら「振り込め詐欺」のようなことをしておいて、何が「救済」なのか。それを言うならば「弁済」ではないか。
 言葉には魂が宿っている。「救済」という高みに立った物言いに、自分の年金が不安で仕方がない国民と同じ目線、当事者のひとりという意識はあるのだろうか。

 誰がために鐘はなる!(06月09日)  

「自衛隊の情報保全隊のおかしな情報収集について、朝日は1面、毎日は2面、読売は34面で扱うというので本当にいいのだろうか」

 私が気になるのは、冒頭に紹介した自民党新憲法草案の第9条の2の第3項である。
「自衛軍は、第1項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。」と書かれてある。
「緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動」は、いわゆる戒厳令下における軍の活動を想定しているのではないか。「法律の定めるところにより」の“法律”など、現在のように自公合体政権が衆議院で3分の2の議席をもっている状態では、どのようにでも作られる。

 人材派遣またの名を「口入れ屋」というワーキングプア製造業からのし上がり介護保険を食い物にした今話題のコムスン折口会長と安倍晋三(当時)官房副長官とのツーショットである。

機関誌「コムスンタイムス」の惹句より
 北朝鮮拉致被害者家族から絶大な信頼を寄せられ、時の人でもある安倍官房副長官。安倍氏は自民党社会部会長時代、介護保険制度に深く取り組まれた経験をお持ちです。介護に関する知識、情報が豊富な安倍氏と折口会長の対談が実現しました。 ※この企画はマスコミ界の重鎮、佐藤正忠氏のご尽力で実現しました。


 
 「アーア!!!!」である。「アーア!!!!」なのである。 もうこの「美しい国」が嫌になっちゃった。小雨に濡れる紫陽花が可哀想である。

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