他人評

 他人評といっても他者を評しようというのではない。他者による茫猿評である。岡目八目、魚の目、人の目、他者の目、達者な目、夜目遠目傘の内という類である。


 名前を挙げれば、鑑定協会会員ならば多数が知っているであろう、仮にK氏としておくが、彼が『鄙からの発信』を評して茫猿にこう言ったことがある。
『ほとんど分裂症ブログだね。此処と思えばまた彼方(アチラ)、間口が広くてとても付いて行けない。』 本人は真顔で言うのだから少しは褒めことばのつもりなのだろうが、「間口は広いけど、奥行きが浅い。」とも受け取れるわけであり、額面どおりというわけにはゆかない。何より「分裂症ブログ」という評価なのである。
 比較的ローカルな方であるが鑑定稲門会系では著名なこちらもK氏がよく言うことに、「よくもまあ、あれだけ書くだけの時間があるものだね。いったい、いつ書いているの? (仕事はいつやっつけてるの?)」と問われる。
 別に簡単なことである。先ず、暇なのである。余暇を費やすたいした趣味の持ち合わせもないのである。因みにゴルフはやらない、酒も最近は週に一度以上は呑まない、株や博打はしない、鉄道模型ったって日がな線路の前に座ってるわけでない。鑑定協会からも士協会からも役員の指名が絶えて来ない。何より仕事を控えている。だから暇なのである。
 もう一つは、携帯から、自宅のノートPCから、出先のiNetスポットから、思いついたら一行でも打ち込んでおくのである。この一行の集積が記事になってゆくのと過去記事の適当な遣い廻しで、結構、Blogは出来上がってゆくのである。それと携帯も七つ道具だがデジカメも必須である。とにかく撮っておく、使うか使わないかは後で考える。512MBメモリーのデジカメはメモ代わりである。写メールという手だってたまには活用している。
 こちらも著名人である仮に”Prof.T”とでもしておこう。最近こんな書き出しのメールを頂いた。「鑑定協会の広報担当になられたのかと錯覚する内容の最近のブログ、敬服いたします。」
 氏の日頃の言動からすれば、それほど悪気があってのこととも思えないが、『鑑定協会の広報担当』とは殆どブラックジョークである。シニックなヨイショとでも云おうか。だいいち広報など毛ほどもする気はないし、何処にもそんな痕跡はない。それに情報を提供してくれるデイープスロートがいるわけでなし、ひたすら公開情報に潜む問題点というか見落としがちなチェックポイントを探しているだけです。チョイ格好佳く云えば、「センス、センサー、スピリットの赴くまま」とでも云いましょうか。 (^_^;)
 とは云いつつも、我ながらよく続いていると思う。三、四日更新しないでいると、いつのまにやら端くれ記事や、エントリー・テーマやら、撮り溜め写真やらが貯まっている。大半は使い物にならないが、三分の一か四分の一は記事に膨らんでゆくのである。この記事だって、実は”Prof.T”のMailが端緒である。かのMailをどう切り返そうかと考えていたらいつのまにやら記事になった。だから今夜はT氏に献杯なのである。
【訂正します。】 仕事を控えているのでなく、移ろいゆく世のならいです。役員指名もまた同じこと、ただ消えつつあるだけのことです。】
  ひぐらしの 一声切り裂く 夕まぐれ  
  ひぐらしが 一鳴切り裂く 夕まぐれ  
  夕なずみ ひぐらし一声 ひびき入る (どちらでしょうかねー、茫猿)
 八月になりました。8/6、8/9、8/15の三日が近くなりました。昨日(7/31)の空は雲一つ無い紺碧の空でした。日陰にはいると涼しく乾いていて、夕方になれば軒端をゆく風が秋の秘やかな気配を教えてくれます。あと一週間もすれば立秋、二週間で旧盆、三週間で地蔵盆、秋はすぐそこに控えています。
・・・・・・いつもの蛇足である。・・・・・
 携帯のことで思い出したが、最近携帯の電源上がりが早くなったと感じたので、電池交換を思いついてショップに出向いた。そしたら、「お客様は既に2年半継続ご使用です。2年以上継続使用の方には新しい電池を無料提供します。」とのことだった。遠慮無く新電池に交換してもらいワンセグTVのことなどを聞いていたら、「待ち受けの多い、お客様のご利用状況であれば、料金プランを見直して頂きますと、月額料金が半額になりますという。」たまには、ショップに出向いて、新しい状況をチェックすれば得をすることがある。
・・・・・・僕 嗤っちゃいました。・・・・・
 昼のニュース(07.08.01)で赤城農相更迭と知り、思わず嗤っちゃいました。最初は笑ったのですが、いいえ本当は嗤ったのです。何を今さらKY(K:空気のY:読めない)晋三氏さん。アンナ頼りないお方を農水相に、しかも自死大臣の後任に据えた自らの不明を省みず、今頃になって更迭ですか。こういうのを「恥の上塗り」とか、「お呼びでない」とか云うのではないでしょうか。しかも何も説明できず説明責任を果たすことなく「辞任」という逃亡を選んだ訳である。 国の危機管理どころか自らの後始末もできないお人に、「戦後レジューム」だの「美しい国」だのと、誰かさんの入れ知恵受け売りを吹聴してほしくない。
真夏は気の毒だから、秋風が吹くまで待って解散総選挙だな。
 川田龍平氏の快挙を記憶に留めたいと書いたら、幾つかのブログやBSSでは彼が新左翼や民青に支援されているという話が飛び交っている。川田氏にしても尾辻かな子氏にしても、既成組織が容認するには時間がかかるだろうけれど、タメにする話よりも温かく見守る話ができないものかね。

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