「頓挫?公示オンライン化」記事を修正します。公示オンライン化頓挫に関する記述は訂正しませんが、士協会ネットワーク構築事業については訂正します。士協会ネットワーク構築事業は着々と進捗しており近くその全容が明らかにされるようです。
「Rea-Netの実施について」と題する、07/09/18開催の理事会提供資料を入手しました。以下は理事会説明資料の抜粋です。
『REA-NETの実施について』
1.経緯
REA-NEでは、本会において開発した「士協会システム」である。開発に当たっては、先行して新スキームに参加した試行地域の評価員・士協会等のモニターから意見を吸収して全体システムを構築する方法を採用し、ほぼ1年半で骨格が固まり、新スキームの47都道府県導入に時期を合わせて、全国展開ができるまでに到ったものである。
2.趣旨
鑑定評価等業務及び公的評価で取り扱う事例情報は、取引当事者を主人公とし、法務省より提供された電磁的登記情報を加工して利活用することから、もとより電磁的情報の安全管理体制の整備が要請されるため、これに対応すべく士協会システムを構築し、合わせで情報伝達、利活用の効率化・円滑化を図るものである。
3.データの保管
物理的な安全性、情報監視の専門性に鑑み、データ管理専門業者の管理するサーバーを一括賃借し、47都道府県に切り分けて利用する。
4.システム参加者の認証
いわゆる3点セットに代わる本人認証を行うため、47都道府県共通かつ唯-の認証データの集中管理と認証システムを構築し、47都道府県で共同利用する。
5.士協会内のネットワークシステム
同一士協会内においては、鑑定業者の事務所、士協会事務局間にネットワークを構築し、SSL-VPN(インターネット網の中に私的な閉鎖網域を構奏する技術)方式の暗号化通信により、安全性が高く、即時的な情報交換の場を構築する。
6.原則としで情報処理・保管は電磁情報化、交換はオンライン化。
従来の紙やFDの利用ではなく、情報交換等の方法は士協会システムを利用してオンライン化することにより、より安全・迅速な作業行程に切り替える。
【REA-NETについて:07/09/18開催の第258回理事会で承認された資料ファイルを開く】
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