加納路秋色

 先号記事は岐阜駅北方・本郷町路上美術館であったが、今号は岐阜駅南側・加納口界隈の秋色である。


 駅前で空を見上げる人々の視線の先を追うと、ゆったりと漂うように秋空を行く飛行船があった。何処かのポスター切り取りみたいだが実写である。

 岐阜駅の加納口から見る景色が、タワー43出現で彩りを変えた。駅前の植栽も秋色が濃くなりつつある。

 同じタワー43を加納水野町(特浴街)界隈より眺めるとソドムとゴムラの趣がある。

 中山道加納宿脇本陣跡、石柱のみ古の縁(イニシエのヨスガ)を偲ぶのである。でも何となく心なしか住まいする人々が落ち着いて品佳く見えるのは茫猿の僻が目だろうか。

 路地を訪ね歩いていたら、路地踏切に出会った。一丁前に遮断機も降りるし信号音も鳴る。なんか嬉しくなったので遠回りだけど踏切を越して次の本格的踏切まで一周したのである。

 町歩きで見かけた看板、酒屋さんが量り売りをしてた頃の名残か、今もリカーショップ盛業中である。

 一瞬、どきっとしたが「びょうしつ」ではない「びようしつ」である。

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