破砕帯や湧水の影響で全線開通が来夏以降に延期になった東海北陸自動車道であるが、全国一高い橋脚が存在する。盛りを過ぎた紅葉と蒼天のなかを天に架ける橋のごとく大空を横切るのである。
中央の橋脚の高さが118m、高速道路橋として日本一の高さである。
緩くカーブする橋の全長は436m、99/11完成。
郡上市高鷲町の鷲見川に架かる東海北陸自動車道鷲見橋である。運転中はあっという間に通り過ぎるし、乗用車運転席の目線は低いから気にもしなかったが、こうして谷間から仰ぎ見ると寒気がするくらいに頼りなく虚空を横切る細い線なのである。
※梅田望夫氏の講演会抄録:メイキング・オブ『ウェブ時代をゆく』
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