浜の真砂とBlogネタ

今年も気忙しい歳末である。週刊誌並みに暮れから元旦までの予定原稿数本を作成し、公開予定日付を入力してアップしていたのに、新たなニュースが飛び込んでくる。いずれも無視できない事柄だから対応しようとするけれど、地価公示などの歳末作業の締切もあるから、個人的趣味のBlogは後回しにして今は協同作業優先である。


まさに、石川五右衛門ではないけれど「浜の真砂とBlogネタは世に尽きまじ。」である。最近の『鄙からの発信』Blogネタをざっと列挙するとこんな具合である。
・規制改革会議第二次答申(07.12.25)・司法競売に厳しい注文
この問題について評価人(不動産鑑定評価士)側からのRESをアップしたいが、ことがことだけに慎重に対応したいところである。しかし、今は時間がない。(公開答申関連だけは、抜粋をアップ済みである。)
・REIT下落と地価推移
取り敢えず、現象を追いかけるエントリーを予定アップしたけれど、とても食い足りない。年明けの課題である。(07/12/29公開予定)
・ワーキングプア、ワーキングシェア、自立支援、自己責任
これも何本かの記事をアップ済みであるものの、問題の本質についての記事が要るであろう、やはり年明け以降の課題である。
・日本を蝕む病
前項と同じくワーキングプア関連であるが、NHK番組スタッフが上梓した書籍についてである。特に地場産業衰退問題や外国人研修労働者問題に関連して、「地元岐阜のアパレル(縫製)産業」を取り上げ多くの頁数をさいている。評価業務を通じて、その実態に接している茫猿としては、一言ふれておきたい事柄であるが、やはり来春廻しである。
・岐阜県御嵩町、産業廃棄物処分場
07/12/26に、十数年にわたって係争が続いた産業廃棄物最終処分場問題が岐阜県と御嵩町と事業者による三者会談で解決の方向に向かう合意が成立した。しかし、40haもの取得済み予定地の跡地処分、十年余にわたって許可申請を放置した行政の責任、用地買収に応じて移転した数戸の墓地移転等や残存する二戸への然るべき対応など、残された問題は大きい。特に予定地処理については、1990年前半の取得価格は相当に高かったであろうが、その後地価は下落し今や荒廃地になりつつあるだけに、処分差損が発生すると見込まれるから難題であろう。 この件も現場レポートも含めて、やはり年越しである。この件に関しては反対派として登場した前御嵩町長柳川喜郎氏(1995年~2007年4月26日、3期)が暴漢に襲われて重傷を負っている。しかも事件は未だ未解決なのである。岐阜市には椿洞産廃不法投棄問題もあり等閑にはできない事柄なのである。
御嵩町議会第3回定例会 開会町長あいさつ 平成18年9月5日
よくもまあ歳末にと思うが、年の暮れだからこそ世間も一区切りつけたいのであろう。規制改革会議第二次答申も御嵩町産廃処分場問題も、そういった流れのなかで、師走の顛末となるのであろう。
ところで、今日も現地調査が一件あって、いま帰ってきたところである。出先で見付けた今年最後の蓋である。場所は岐阜県山県市旧伊自良村地内である。師走にマンホール蓋というのも色気無いけれど、蓋に刻んである文字が面白いのでアップする。文字は「元気モリモリ天湖森(テンコモリ)」なのである。

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