讃岐・饂飩と石と古民家_Ⅰ

既報のとおり、今月の8日から11日にかけて四国・香川県を旅してきました。幾つかの目的をもっての旅でしたが、予想以上の楽しい旅だったのでその顛末を記事にします。


4/8は朝7:12 の新幹線に羽島駅から乗車したのですが、岡山でJR快速マリンライナー15号に乗り換えて、 9:58 高松駅(香川) 着という効率の良いスタートでした。
JR高松駅から玉藻城を横目に見ながら少し歩いて琴電築港駅から、琴電の乗客となり屋島で下車して、最初は四国村を訪れました。朝早くから列車の乗客となっていましたから、瀬戸内の島の住民となっている次男が到着するのを待って、早めの昼ご飯は「讃岐名物・うどん」です。ちょうど琴電屋島駅から春の陽向を四国村に向かって歩いていたとき、道を尋ねた地元の方から「四国村の前には、わら家という有名なうどん屋さんがあるから、うどんも食べていってね。」と教えて頂いたので、四国村入村前にまずは腹ごしらえです。
わら家の前で、島から高松に向かっている次男を待つ間に、岐阜では散り初めていたのに、こちらでは満開の桜に惹かれて四国村隣に鎮座する屋島神社にお参りしました。百段近い石段を上がって本殿にたどり着いたところ、本殿は修復工事中で、帰りの石段がとても遠かったものです。

わら家の構えです。お店自体が古民家移築であり、四国村の一部みたいです。お店が大きくて観光客も多いせいか、お味は讃岐では平均点と感じました。(決して不味いわけではありません。うどんの讃岐では平均点ということです。)とにかく讃岐では小さなお店でとても旨いうどん屋さんが多いのです。

わら家のメニュー看板をご覧下さい。「名物に安くて旨いものありです。」 メニューのなかで¥2,300は家族うどんです。注文しなかったから正しくは判りませんが十玉入りだそうで、多分、数人で囲むたらいうどんなのでしょう。

四国村は屋島山麓の自然林に四国全域から古民家を移築して古民家博物館村をつくっています。後から述べる理由もあり、それほど多くの時間がないので一時間ほどの駆け足見学でしたが、平日でひとけの少ないせいもあって、乗車疲れを癒すのに程よい起伏の村内道筋でした。 写真はなまこ壁の旧藩時代の移築倉庫です。詳しくは四国村サイトをご覧下さい。

移築された旧い農家の隣には厠も移築されていましたが、当然と云えば当然、唖然と言えば唖然なのは、この古便所も文化庁登録有形文化財なのです。アップする写真に「文化トイレット」と名付けたことです。

登録を示す標識の拡大です。

四国讃岐は大阪城築城の時代から石の国です。その象徴のような石造太鼓橋です。

こちらは、石壁を流れ落ちる水が、石壁の凹凸でリズミカルな滝をつくっています。古民家建築は岐阜県にも昭和村や世界遺産白川村、先日訪れた高山市三之町など数多くございますから、さほどにも思わないのですが、この滝は眺めていて見飽きない景観でした。

祖谷渓の吊り橋を模した葛造りの吊り橋です。結構本格的に造ってありますから、池の上2m強とはいえ、同行者は渡れずに池の畔を遠回りしていました。

駆け足見学の四国村を出てから、今回の讃岐行きの本命地「庵治」へタクシーで向かったのですが、そのことは、また明日のことさせて頂きます。

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