今日は”NSDS”の話である。いつも話題にしているのは”NSDI”である。4文字目が”S”ではなく”I”である。 NSDSとは自己記入型うつ病評価尺度のことである。
先週に岐阜市内の某病院にて総合検診(人間ドック)を受診したことは、先号記事に書いたとおりであるが、その受診終了後の帰りがけに受診料の領収書と一緒に渡されたのが「NSDS自己判定表」である。
次のような項目が20個列挙されてあり、それぞれに「ほとんどない、 ときどき、 割と頻回に、 この頃いつも」の4段階の自己判定をするようになっている。
・泣きたい気持ちになる。
・性的なことに興味がある。
・便秘している。
・イライラする。
・死にたいと思う。
・将来に希望がある。 等々20項目である。
複写式になっていて、二枚目には各項目の点数が記載されてあり、合計点数は0点から60点までである。 61点以上の合計点の欄には「計算間違いです。」と書かれている。
「鬱(うつ)度判定」だから、合計点数の最後にくすぐりを入れてあるのだろうが、うつの人が読めば逆に馬鹿にするなと、よけいに苛立つのではと心配になる。
ところで、茫猿の自己判定点数ですが、5点でした。5点というのは「0~5点」のカテゴリーに入るので、NSDS評価表最上段に位置しますが、このコメントが傑作です。
長年の夢がやっとかなった時の幸せな状態です。(ここまでは好いのだが?) それ以外の時は、一応うつとは逆のそう状態を疑ってみて下さい。 急にこの状態になったのであればそううつ病や脳腫瘍、脳血管障害が疑われます。 (喜んでばかりもいられない!)
そううつ病の場合は、次に命にかかわるうつ状態が来ます。(脅かすなよ!) 脳障害の場合は呼吸停止に至る可能性があります。念のため脳神経外科、神経内科、精神科の受診をお勧めします。 (ヤレヤレ) それで異常がなければ今非情に充実している状態です。(ソウカイ、ソウカイ)
ただし、周囲の気弱な人から怖がられているかもしれません。 そういう人がいたら優しくしてあげて下さい。 (ナンナノヨ、ナニガイイタイノヨ)
”過ぎたるは及ばざるがごとし”ということでしょうかね。 6点以上であればコメントも無難だから、そちらの方が好かった。 いっそのこと”便秘がちで、イライラしてて、将来に希望がなく、を選択しておけばと思われる。「性的なこと」については、判定点数表をゴミ箱に放ってしまったから、どのランクを選択すれば点数が加算されたのか、今となっては判らないのである。
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