四月一日

 4/1は毎年恒例の不動産無料相談会である。今年の茫猿の担当時間は10:00から12:00までであった。 開場前にすでに相談者が列をつくるほど盛況であった相談会を終えたあと、茫猿は同じ緑寿のA氏と連れだって岐阜公園の花見に出かけた。 花も八分程度の頃合いだったが、花よりも団子とばかりに二人は公園内の茶店で味噌田楽を肴に花見酒である。 平日の昼日中から酒盛りとはヒンシュクを買いそうだが、緑寿者ならそれも許されるだろう。


 一時間余の酒盛りの後、ほろ酔いのままに町並みを桜を訪ねて歩くのである。伊奈波神社参道の八重桜も美しく咲き始めていた。 満開見頃は一週間後くらいか。

 岐阜公園の近くには大仏が安置される正法寺という寺がある。

 正法寺の籠大仏、38年の歳月を要して天保三年完成、像高13.7mの乾漆仏である。 木と竹と粘土で型を作ったものに経典が書かれた和紙を貼り、金箔で仕上げるという珍しい技法が用いられ、竹をカゴのように編んで骨格を作ったことから「カゴ大仏」と呼ばれている。フラッシュが届かないので、詳しくはリンクするサイトで拝観して下さい。

 ところ変わって、これも吉井勇の歌で有名な巽橋付近の桜である。

 この夜、運良く琵琶湖の本もろこに出会った。 入荷する季節が限られる上、漁が少なくてしょっちゅうは入荷しないから出会うのは運次第である。 炭火で焼いて酢醤油などでいただく。出会えた幸運に感謝する美味である。
 《 春告げる コンロの上に もろこ焼く 》

 お終いは、盛況だった岐阜市役所ロビーでの相談会風景である。  歳を重ねる毎に新年度への感慨というものも少なくなってきた、仕事に関わる意気込みなどは無くなり人事異動への関心も殆ど無いこの頃である。 それでも恒例の行事が年度替わりを教えてくれる。 この日も士協会の役員を務める人たちが、相談会の合間を縫って市役所関係者への新年度挨拶に回っていた。

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