しばらくぶりに島を訪ねてきました。 土曜日に訪ねたせいもあるのでしょうが、常に増して静かな島のたたずまいでした。 島で次男が取り組んでいることは、生やさしいことではありませんし、直ぐに結果が見えるものでもありませんが、体調を崩しながらも頑張っている彼を見ていますと、ゆく先に曙光が見えてくることを願います。
今回は島へ岡山から直接に渡らず、瀬戸大橋をマリンライナーで渡りその夜は高松の地魚料理の店”御坊町:やまちゃん”で次男と落ち合い夕食を共にしました。 瀬戸大橋を渡る車中から見えた夕暮れの瀬戸内海です。
翌朝、高松から高速船で島へ向かいましたが、高速船の航跡と高松港です。
帰途、宇野港では港祭りが開かれていましたが、その呼び物の一つに”自衛艦まつゆき“が一般公開されていました。間近で自衛艦を見るのは初めての体験でした。 艦内随所にガードに立つ自衛官はにこやかに挨拶をくれますが、グレー一色に塗装され、窓のほとんどない護衛艦はやはり緊張感と威圧感を感じさせます。 艦内に10cm角材が十本近く装備されているのが不思議でしたから尋ねますと、万が一の事故の時などに、破損箇所の応急措置材として使用するのだそうです。 ハイテク・ミサイル装備の自衛艦が、角材の世話になることもあるという不思議さでした。
今回の旅で初めて知ったことに「瀬戸内芸術祭2010」があります。 サイトの惹句によれば『瀬戸内国際芸術祭は、「民俗、芸能、祭り、風土記 という通時性」と「現代美術、建築、演劇という共時性」を交錯させ、瀬戸内海の魅力を世界に発信するプロジェクトです。』とある。 開催概要によれば、名称を瀬戸内国際芸術祭「アートと海を巡る百日間の冒険」 とし、開催期間は 2010年7月19日(海の日)ー10月31日(日) 、会場は岡山県と香川県のあいだに位置する 島々、高松港周辺とする催しである。 瀬戸内国際芸術祭実行委員会会長は真鍋武紀(香川県知事) で、総合プロデューサー: 福武總一郎(財団法人 直島福武美術館財団理事長) とある。
教材出版を本業とし、直島美術館を主宰するベネッセコーポレーションが全面的にバックアップしプロモートする催しのようである。 次男が仮寓する島も開催地の一つに挙げられているが、その具体的な中味はまだ定かではない。 島の将来にとって佳い効果をもたらす事業であって欲しいと願うものです。
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