REA-MAPへのお尋ね

 NSDI-PT(REA-MAP)について、次のようなお尋ねのコメントをお寄せいただきました。

 貴兄の関与されているNSDIプロジェクトに関連して教えてください。
22年度は、固定資産評価替えの作業が始まります。 隣接地点のバランス調整のためには、地図情報を整備してうっかりミスのない評価体制が必要です。
そのために、NSDIプロジェクトは使えるのでしょうか? 22年7月ごろからは実用できるのでしょうか? 固定資産税標準宅地評価は全国の鑑定士の貴重な収入源です。 精度を高めるための事業としてPR出来るのなら、鑑定協会の大きなセールスポイントになります。


 先ず、現在の進捗状況についてご説明します。 H20年度NSDI-PT事業はGIS利用のβ版を作成し、2008/11頃にプレゼンを行うとともに、β版をネット開示しました。(現在は閉鎖しております) 
H21年度は東京会、大阪会等全国13の士協会のご協力を得て、β版のブラッシュアップ並びに市販地図を利用するサイトの構築中です。 この業務はH21年度内に完了の予定です。 実証実験にご参加いただいた13の士協会においては、H22年度始めより試験運用が開始できる予定です。
 実証実験参加13士協会以外の士協会については、実証実験結果を踏まえて、順次各士協会のご要望にお応えできる予定です。(あくまで予定です。) なお、NSDI-PT:REA-MAPの利用に関してH22年度以降は、データのメンテナンス費用並びにサーバ運用費用の負担が伴いますこともご承知おき下さい。 
 ご質問の主旨「22年7月ごろからは実用できるのでしょうか?」についてですが、現時点では以下の事項が未定または不明ですから、確かなことは申せませんが、すべては鑑定協会会員並びに各士協会のご意向次第と申し上げるのが正しいと考えます。 相応の負担(さほど多額にはならない見込です)に応じる用意のある士協会においては、H22夏頃には十分実用が可能と考えておりますし、それに向けて鋭意努力を続けております。
「1.次H22年度事業計画並びに予算額が未定です。」
「2.REA-MAP運用に関わる会員並びに士協会の意向が未だ不明です。」
「3.肝心な点は、どのようなデータをREA-MAPに搭載するかです。 事例資料の他に公示・調査地点(共に数値データ公開済み)を搭載することは予定しておりますが、固定資産評価地点等(数値データ非公開)その他のデータの搭載は各士協会のご意向並びにご協力次第です。」

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