しばらく続いた伊吹颪(イブキオロシ)も今日は吹き止んで、風も陽射しも穏やかな好日でした。 昨冬に亡くなった母方の叔父の一周忌ということであり、老母に変わって代参してきました。 数巻の読経も終わり、恒例のお斎(おとき:法要などの食事をいう)ということになり、向かった先の某ホテルで美濃薬膳料理を御馳走になりました。
岐阜は伊吹山のモグサや伊吹百草湯など薬草は有名であり、他にも御岳山麓の百草丸、下呂膏などがあります。 それらの地産薬草を基本にして、長良河畔の幾つかの旅館ホテルは「美濃薬膳」と名付けた薬膳料理をしばらく前から提供していますが、いただくのは今回が初めてのことでしたが、一向に薬々した感じはなく、どの品もあっさりとおいしく頂戴しました。
【薬膳料理メニューのファイルはこちらからご覧下さい。】
おいしく薬膳料理をいただいたあとは、陽射しも気持ちが佳いことから、少しだけ呑んだ酔い醒ましがてらに、整備が進められている長良河畔遊歩道や岐阜公園などを歩いてみました。
長良河畔には木製の歩道が設けられており、この上を靴音を起てながら歩くと張り敷いてある木材がちょうど木琴のように音を奏でます。もう少し長さを調節してメロデーを奏でることができたらもっと佳いのにと思いながらも、軽くステップを踏みながら歩いてみました。 一部の木材は張り替えも近いようだから、次は音程にも気を配って作ってほしいものだと思います。
河畔から眺める川面も金華山も結構な眺めです。岐阜城が小さく山頂に見える金華山を右手に上流方向です。画面左手奥に小さく白く見えるのは斜張橋:鵜飼大橋です。
長良川の景色は西方下流方向を望む夕景が一番好きです。この時間帯は夕陽にはまだしばらく前です。
長良橋北詰めには小さな公園があり、住吉灯台型の時計もあります。
長良橋を南へ渡ると、金華山麓岐阜公園ですが、公園には最近、休憩所や物販、軽食堂を兼ねた武家屋敷風の総合案内所が整備されました。 門前には若き日の信長像も据えられています。
随所に残雪が見える公園内には、先日の雪降りに役だったであろう雪釣りが美しいフォルムを見せています。 今日は叔父の遺徳に感謝するとても佳い一日でした。
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