明日はNSDI-PT(National Spatial Data Infrastructure)関連で二週間ぶりに上京する。 鑑定協会ではGIS-ASP(Geographic Information System – Application Service Provider)関連の企画を公募しているのだが、公募締切も過ぎたことから、企画提案書の審査を行って業者を選定しようという訳である。 いよいよ懸案事業の到達点が見えてくるはずである。 2009年度も残り少なくなってきたから、API(Application Program Interface)カスタマイズにあたる事業者には無理を言うことになるだろうが、昨年のβ版に引き続いての業務だし、それなりの事前準備も進めていることだろうから、年度内には完了できるであろうと見込んでいる。
来月にはREA-MAPサーバも建てなければならないし、ユーザーインターフェースをはじめとするWebデザインの仕上がりも気になるところだが、最初から多くを期待しなければ、一応の成果は挙げられるだろうと楽観している。
ところで、GIS-ASP企画提案の公募に携わっていて感じているのだが、在京、地方の応募者、東京の協会事務局、そして鄙の茫猿がi-NETでつながっているから、何度かあった照会にも、間髪をいれない応答が可能であった。 議論ばかりでいっかな結論が出ない下手な会議とは較べものにならない早い進行だった。
照会・応答業務の進行速度だけではない、総ての応答がLOGとなって残るから、フォローも容易であるし、何よりも発言や回答について、発信前にそれなりの推敲する余裕もある。 時には追記、追伸も含めて、発信者と受信者のあいだに生じる時間差を上手く使えば、i-NET会議はとても機能的かつ効果的である。
しかも、E.mailでの応答ならBcc発信機能、イントラネット(REA-INFO)ならフォローコメント機能などを上手く使えば、情報を関係者全員が等しく共有できる。今さらにi-NET社会の凄さを実感しているのである。
電子会議と云えば「Skype」に代表される、インターネットを介する同時通話やビデオ通話を利用した会議がもてはやされているが、この種の電子会議は場所は異なっても同時刻にPCの前に居なければならないし、会議のツールは音声だから、進め方次第ではアナログ会議と何ら差はないこととなる。 チェアマンの進め方次第では終始のつかないことだって起きてしまう。
Skypeなどを利用する会議は、集合に要する時間も経費も節減するから、あながち否定されるものではないが、フェイス ツー フェイスという意味からは、いまいちという感じがする。 その意味では他者の発言をじっくりと斟酌する余裕があり、自己の発言を推敲する時間差もあるイントラネットでの電子会議は優っていると思う。
キーボードを介すると言ってもチャットもどきになれば、結果は同じかもしれないが、それはそれ「ナントカと鋏は使いよう」というとおりである。
そのように云えば、Skypeだって同じことか。 REA-INFOだって、どのようなスレッド(話題・テーマ)が建てられても専らROM(Read Only Member )という人もいるし、なかには話題が次のスレッドに移っても過去スレに拘っているという人だっているので、 何処まで行ったって、やはり「ナントカと鋏は使いよう」なのであろう。
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