季節はめぐりゆく、毎年のことではあるけれど、いつものことではあるけれど、時はうつろい季節はめぐりゆく、昨日の雪が庭にも畑にも残っているから、何をするということもなく家の外に出てみたら、川面が気に懸かった。
見慣れたよどんだ小川であるが、春の気配が濃い陽の光に揺れていると、違ったものに見える。たぶん一度きりの切り撮りである。一度きりと思えば、とてもいとおしい切り撮りである。雪のなかを歩いていると”蕗の薹”を見つけた、白梅も咲き始めていた。
揺れる春の陽ざしが川面に見える。
春の使者ふきのとう。
ハレーションを起こしているから撮り直しも考えたが、このまま掲載する。赤く見えるのは白梅のガクである。
関連の記事
- 咲いた、眺めた、偲んだ : 2017年4月10日
- 花筏 花筵 花曇 花冷 : 2015年4月4日
- うつろう花 : 2014年4月9日
- 楓 芽吹く : 2012年4月7日
- 鄙桜散り初め : 2017年4月12日
- 木陰のシャガ : 2006年4月24日
- 梅香と水仙香 : 2009年2月13日
- 春のたより : 2008年2月11日
- しず心なく : 2009年4月9日
- 夏に似合う白い花 : 2007年7月9日