ガリバーの気分、不思議の国のアリスの気分といえばよかろうか。 茫猿鉄道にC-MOS使用25万画素の超小型カメラを搭載した車輌を走らせ、TVモニターで見ることができるように設定したのである。 モニター画面を見ながら速度コントーローラーを操作すると、さながら実車を運転しているような錯覚におちいる。 進行方向を逆にすれば、カメラ搭載車が先頭車両から後尾車輌に変わるから、列車の最後尾にいて、遠ざかる景色を見ているような感覚も味わえる。
同時に、細部がより一層リアルに見えてくるから、さらなる造り込みの意欲も湧いてくるというものである。 TVモニター画像を撮影した写真を掲載してみるが、車載カメラの画素数が低い上に照明や撮影カメラの調整がまだまだだからお見苦しい写真である点はご容赦願いたい。 1/150のコビトになって乗客となり車内からジオラマを見ればこんな感じだろうという写真である。 《撮影機材Olympus Ep1 M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6》 いずれの写真も、列車を止めての静止画像である。 いずれは動画をYouTubeに載せたいと思っているが、茫猿のデジタル技術はそこまでは及んでいない。
列車が基幹駅に入線してくるところ。橋上駅が見える。 ホームに人影が見えないのがこうなってくると寂しいのである。
基幹駅ホーム中央。 画面右上に人の横顔が見えるが、列車を止めてモニター画面を撮影している茫猿を、列車搭載のカメラがとらえているのである。
鄙之駅に入線するところ。
列車が鉄橋を渡り始めるところ。
鉄橋を渡りきると小さな駅が見えてくる。 さらにその先にはトンネルの入り口や高架橋が見える。
カメラ搭載車を他の線路も走らせてみれば面白いのだろうが、セッティングがとても面倒なのである。 でもこうなると、どんな風に見えるのだろうと、とても興味が湧いてくるのである。 不思議なもので、車載カメラの画素数が低くて夕陽を浴びたように赤っぽくて紗がかかったような画面なのだが、それがリアル感をますのに役立っているというのも面白いことである。
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