晴耕雨鑑の日々

 時々は雲がかかるが、おおむね晴れ、午後からそよ風という絶好の晴耕日和である。 晴耕雨鑑とは云うものの、鑑定業務は激減状況にあるから晴耕雨読たまに鑑定という日々である。天候に誘われて昼前から畑に出て、果樹(柿、梅、桃)の剪定と云うよりも伐採に近い刈り込みを行った。長年管理してきた父が老いたから近年は手抜きをしており、やたら伸び放題になってしまったから、思い切った刈り込みをしている。刈り込みは二月半ばから進めているが、様々な事情から遅々として進まなかったが、昨日今日とチェーンソーも動員して精出したから、刈り込みはあらかた終えた。
 昼飯時になって、この陽気だから屋内で食するのはいかにももったいないと思えたので、庭先に縁台を持ち出して、新緑を眺めながらピクニック気分を味わった。身の回りに様々なことある此の春だけれど、セミリタイア気分を満喫しながら今を楽しんでいる。


 縁台での昼食は、フランスパンに生ハムとチーズを載せてオーブントースターで焼いてみた。それに牛乳とヨーグルトである。他に林檎を一個。
     
 縁台の先に眺めていた芽吹きの緑、中央はカエデである。カエデの下にはヤマブキが、手前中央には牡丹の新芽が赤く見える。手前のまだ冬装いの木はハナミズキである。
     
 鄙桜は昨日から散り始めている。風が吹くと庭じゅうに花びらが舞い踊っている。花びらだけでなく蝶、蜂、その他の羽虫も飛び交うようになった。春爛漫である。
     

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