第七期茫猿鉄道Ⅳ

 ほぼ二ヶ月に及んだ第七期茫猿鉄道建設の経緯を、過去記事の写真を一覧にすることにより、まとめておこうと思います。


 2010/08/30 路盤工事に着手しました。
 戸板4枚をつないで島(基盤)を造りましたから、ほぼ畳4枚の広さです。 ジオラマの部屋は六畳間ですが、南側と西側に廊下が付いてますから建具を取り払えば実質9畳として使えるものの、補修改修用の通路部分も考えれば、今回の路盤は限界の広さと云えます。 完成した路盤にHOゲージ2トラックを仮敷設した現況写真がこれです。今回の路盤は子供なら乗っても大丈夫なほどに安定した路盤です。
  
 2010/09/02 Nゲージ線路を敷設しました。
 線路敷設をほぼ終えた第七期茫猿鉄道全景です。外周はHOゲージ2トラック(1/87スケール)、内周にNゲージ2トラック(隧道と鉄橋あり、ダブルクロスもあり)(1/150スケール)、山を巡る高架線路(単線)、中央に市街地路線(単線)の合計6トラックです。 まだまだ線路間隔や高架橋高さにポイントなどの微調整を残していますが、完成すれば6路線の同時運行ができます。
  
 2010/09/14 
 全景、駅前から手前にかけては未着工エリアで、なにやら新開地みたいです。 逐次、駅前広場整備と1960年代の町並みを創り上げてゆこうと考えています。
  
 2010/09/18 この時期の全景です。このあたりから目に見えての変化が乏しい、細かい作業が多くなります。まだ緑の乏しい新興地の雰囲気です。
   
 2010/10/22 現在の状況です。 Nゲージエリアは駅前広場の修景と細部を除き、ほぼ完成しています。 HOゲージエリアの修景は市販のキットなどは手に入りませんから、どうするか思案中です。 路盤の修景、塗装や複雑な線路敷設もありで、路盤を二層構造にしてHOゲージの車輌基地や高架線路でも造るかと考えてもいますが、それは追い追いのこと、今しばらくは幾つかの編成車輌が行き交うさまを楽しんでいます。
 建物の大半は過去に使用した部品の再利用ですが、樹木の多くは今回新たに作って植裁(据え付け)したものです。 9/18の景観と較べれば緑化が進んだことが見てとれます。 これにて完成などと言うのはとても烏滸がましくて、見る人が見ればまだまだ作り込む余地ばかりではありましょうが、少し疲れたので一休みです。 それに購入しただけで、積み上げてある車両キットの組み立てにも挑戦を始めなければならないのです。昔に較べて眼がずいぶんと衰えたから難しいだろうとは思いますが、秋の夜長の楽しみです。
  
 (10.29追記)ジオラマ造りというものは何度やってみても、路盤造りから始めてプランを練っているうちが楽しく、造っているあいだもしだいに形になって行くのが嬉しいのだが、完成に近づくと喜びが少しずつ薄れてゆく。 ほぼ出来上がってみれば、新しい企画を考えたくなるという、まさに造っては壊しの連続であるという、いわば永遠の業みたいなものを感じる。 造る過程が楽しいし面白いのであり、終わってしまえば気持ちが萎えてゆくというエンドレスを感じている。
 思い出せば、今回だって流れる汗を拭き々々、小屋の二階から戸板を下ろして洗い、切りそろえて基盤を整えていた時が一番楽しかったように思える。

関連の記事


カテゴリー: 線路ハ何処迄モ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください