我が鄙サクラはすっかり葉桜となりましたが、散り残る花は白から桜色に染まっています。 茅屋にはまだ山桜が咲いていますし、山吹や花蘇芳(ハナスオウ)が咲き始め、楓や楠の若葉が薫っています。 楓は紅葉ばかりが嘆賞されますが、春の芽吹きもとても美しいものです。サクラの花にヤナギの緑が好ましいものとして言われますが、カエデの芽吹きがサクラと競うさまも好ましいものです。 また常緑樹である楠の木も春には古い葉を落として新芽を吹きますが、これも美しいものです。 とくに風もないのにカサコソと葉を落としてゆく小さな音を聞くのも、季節の移ろいを音から知らされる趣があります。
ほんのりサクラ色を染める散り際の鄙桜。咲き初めの頃の花はこちら。
鮮やかに花蘇芳
八重山吹、背景は散り敷いた椿の花弁です。
山椒の若葉、いっぱい摘んで今夜は山椒味噌を作って田楽を楽しみます。
畑ではジャガイモの新芽が吹いています。
山法師の若葉、ミツバツツジの浅紫、猩々楓(チシオカエデともいう)の赤。
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