数日空けているあいだに、新緑は勢いを増し、一月前はつぼみだった牡丹も開花していました。 鄙里の穏やかな風景、岩手県遠野市の開花前の桜並木の風景、そこに大槌、釜石、大船渡の光景を重ねてみると、現地では浮かぶいとまさえなかった涙が滲んできます。
帰宅以来、報告も兼ねて何人かの人にお会いしました。 思いを共有できる同級生仲間に比べて、思いを伝えきれないもどかしさを感じています。 たぶん多くの現場を体験した人々が、焦りにも似たような感覚を味わっているのであろうと思われます。
3.11から数えてみれば、今日は四十九日である。
今夕は亡き両親と被災死者を弔って「正信偈」のお勤めをする。
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