KANETANAKA

 犬も歩けばと言いますが、茫猿も歩けば至福の時間を得られることがあります。
06/21 鑑定協会総会などに出るために上京しました。総会会場の八芳園は地下鉄白銀台駅付近にあります。JR品川駅からタクシーを走らせれば5分くらいですが、品川駅から山手線で目黒駅に向かい目黒から歩くことにしました。 歩きを選択したわけは、雰囲気の佳いレストランか喫茶店で昼食をと考えたからです。
 八重洲口や品川付近の雑踏は嫌だし、八芳園そのもので昼というのも芸がないし、目黒駅あたりを歩けば何かあるだろうと考えてのことです。 これが大当たりでした。


 目黒駅に降り立って、トイレを探しましたところ、トイレの代わりに「森と芸術」という展覧会ポスターを見付けました。美術館にはオシャレなカフェなどが併設されていることが多いからと、この美術館に寄り道をしてから総会会場へ向かおうと考えたのです。
 旧朝香宮(あさかのみや)邸として1933年に建てられた建物を、そのまま美術館として公開されている東京都庭園美術館も心地良い施設でしたが、併設されているカフェレストラン「cafe 茶洒(サーシャ) kanetanaka」が 至福でした。 Kanetanakaでは一瞬なんのことかと思いますが「金田中」と書けば、料亭政治華やかなころに何度か耳にしたことがあるでしょう。
 いただいた昼飯は「鰻炊き込み飯と翡翠麺」です。飯も麺も結構でしたが、付け合わせの水菜と唐揚げジャコのサラダが乙なものでした。 それに加えて木地椀で統一した食器も粋なもので、特に取っ手のない珈琲カップは面白いと思いました。金田中には縁が無くとも、Kanetanakaにはお近づきになれた心豊かなひとときでした。
 
 
 旧朝香宮邸、現東京都庭園美術館。
 

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