鑑定協会理事会には平成18年3月20日に制定された理事会の運営に関する規程が存在します。 規程は理事会の運営や発言・質問・提案等に関して定めています。
2011.06.21に開催された第284理事会で、茫猿は理事会運営に関してRea Net の活用を提案しましたが、運営規程に記載されていないからと却下されました。今一度この問題を考えてみたいと思います。
提案の骨子は、一.Rea Net 内のRea Data におけるメンバーリストに理事役員会メンバーリストの追加を求めること。 二.理事会質問並びに理事提案については、Rea Infoに「理事会質問・提案」のスレッドを立て、質問等概略をフォローコメントとして掲載する。 質問書本文は送信ファイルとしてRea Data に掲載できるようにする。
現在の運営規程第24条には、理事質問は文書で事前提出を求め、常務理事会で採否を検討の上、理事会で回答するという手続きが定められています。 しかし折角 ReaNetというコミュニケーション手段を有しているのですから、旧来の手続きに固執せず、水平的かつクロスオーバー的討議を求めるということです。
当然のことながら、Rea InfoやRea Dataによる議論は理事懇談会的なものとして位置付けられるものであり、理事会討議を補充する存在として考えればよいでしょう。 理事懇談会に関する規程は理事会規程第30条に定められているのですから、この30条にオンライン会議規程を追加すれば済むことです。
執行部(正副会長並びに常務理事)はNET討論的な会議は重厚さに欠けるから避けたいということでしょうか、でもデジタル会議や電視会議は時代の要請でもあるということに気付いて頂きたいと思うのです。 何より執行部報告に延々と貴重な時間を費やし、時に一部理事との一問一答に時間を空費する理事会を実りあるものへと変えてゆく上で、Rea Net 利用はとても有効であろうと考えます。
(注)一問一答は理事会規程で明確に排除されています。ましてや議長(理事会議長は会長が務めるものと定められている)が理事と一問一答の応酬を始めるなどは論外であろうと考えます。 もし一問一答を行いたいのであれば、議長を副会長に譲ってから始めるべきであろうと考えるのです。
さて、定例理事会は13:30開始、普通は16:00に閉会になります。多少の延長があったとしても三時間前後の会議時間しかありません。 そのうちの半分以上は執行部報告その他に費やされるのもやむを得ないことです。 理事会は執行部を除いても30数名で構成されており、一人三分も発言時間はありません。答弁時間を加えれば一人一分にも満たないでしょう。 なにも常に全員が発言するわけではありませんが、理事が一堂に会して有益な議論を積み重ねるために、Rea Net の活用は必要不可欠なものであろうと考えるのです。
《この件は近々再提案しようと考えています。》
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